写真愛好家の目
30,31日と板橋区の写真愛好家の方たちが妙高撮影ツアーにいらっしゃった。企画とご案内は我が社のカメラマンMさん。妙高周辺の風景を精力的に撮影している。(その切り取った風景は、ブックマークの彼のホームページ「時速4キロの旅」に掲載されている)妙高山、棚田、滝など歩き回っているので撮影ポイントと最適撮影時間帯も熟知している。初日は旧新井市南部の田植えの済んだ棚田。翌日は4時半集合で笹ヶ峰。朝食後はリブランの森。私はリブランの森でご一緒した。車を降りた狐池で、皆さんカメラを構えて動かなくなった。水面に映る新緑。風が吹くと止むまで待つ。さざなみが収まるとシャッターを切る。森の中へ皆さんをご案内するが、思いも寄らぬところで立ち止まられる。カメラを向ける方向を一緒に見ると、今まで何度も通っていながら目に留めることのなかった景色に出会うのだ。苔むした岩とその前に生える羊歯。枝を空に向けた大木と、そこに空いた洞から差し込む光。枯葉と同じ色の蛙。名も知らぬ草の綿毛。スミレの絨毯。色々な人と歩くと新しい発見があって楽しい。いっとき、その人の視線を借りて新しいものを見せていただく。なぜか最後に池の前でモデルになってしまった。