へそまがりの読書日記

2014/12/20(土)21:43

酔っ払いリリア、王様を悩殺(?)する 『忘却の首と姫(6)』 惣司ろう

マンガ タイトルは行(68)

忘却の首と姫(6) 先日の拙記事の後、『忘却の首と姫』新刊が届きました。 いつもだったらうっきうきで読むんだけど… 今回は複雑です… 次の7巻(2015年2月頃発売)で、このマンガも終了なんでしょう… リリアと王様のいちゃでれバ○ップルぶりを見ることはもうできません。 さて… 6巻はリリアのお誕生日エピ、リリアの心が他の女性の体に入りこんじゃった話、リリアの母の国・アネルケーナの宰相(かなり胡散臭い)が登場する話、番外編が収録されています。 まずは誕生日のお話から。 諸外国から届いた山のような誕生日プレゼント。 その中にはシュテファンからのプレゼントも。 中身は… 『初夜の所作』という分厚い本… “そんなものをリリアさまに読ませるわけにはイカン! 気をそらさないと!!”と、三つ子の誰か(見分けがつきませんでした…)がリリアに差し出したのはトリティア王妃からのお手紙でした。 王様がトリティア国に城壁を贈った話は何度も出てきていますが、贈ったのは城壁だけじゃなかったようです。 国を立て直すための技術者を送り込んで下さっていたんです。 まったく。どこまで優しいんだ、王様! いや、切れ者というべきか。 手紙を読んだリリアが嬉しかったのは言うまでもありません。 肝心の王様からのプレゼント、これはもう前巻でちらっとバレちゃってますが、リリアの誕生花(※温室内にたっくさん咲いている)です!! このエピの中で、リリアがいいこと言ってます。 「毎日これ以上ない程王様が好きなのに 次の日はもっと好きになるわ  好きって際限なく続くのね」 …こんなこと言われた日には、世界まるごとプレゼントしたくなっちゃいますわ。 ね、王様。 次はリリアの心が他の女性の体に入りこんじゃった話。 細かいことは省くけど、亡くなった女性の体にリリアの心が入り込んでしまいました。 亡くなった女性の魂が元の体に戻ったら、リリアも元に戻れるのでは?というわけで、王様とリリア&三つ子たちは妖精の森へ向かいます。 ところが、この女性が意固地でしてね。なかなか上手くいかないのですわ。 最後はちゃんと解決するんですけど、こんな状況下でもいちゃでれっぷりは変わらなかったですね。 もうさ、ここまで仲良しさんだったら次のステップに進もうよ。 後継ぎをもうけるって王妃の大事な仕事だよ。 16歳で無菌培養ってどうなのよ。 と、やきもきしていてフッと気がついた… あぁ、蛇の生殺し状態のまま、このマンガは終わってしまったんだと… そうしたら一気に哀しくなってしまいました… 生殺しでもなんでもいいから、もっと続きが読みたかった… そして、リリアのお母様の母国・アネルケーナの宰相であるダヴィトさんがヴァンフォーリエを訪ねて来ましてですね。 この方、見るからに胡散臭いんです。 王様とちょびっと(あくまでちょびっと)血が繋がっていて、魔力も持っているんですよ。 そして、その魔力でリリアを攻撃したりして!! 不穏な空気が流れだしたところで、7巻へ続きます。 番外編は、リリアが酔っ払っちゃうお話。 間違って果実酒をしこたま飲んでしまったリリア。 酔った勢いで“王様LOVE!!”にますます拍車がかかってしまいます。 リリアの行動に戸惑いながらもデレデレな王様… まったくこの夫婦ときたら… 【内容紹介】 妖精のいたずらで、リリアの心が他の女性の体に入り込んじゃった! 首なし王に触れたいのに、他の女性の手で王様に触れるなんて許せない。 王様とイチャイチャできない苦しさにリリアはどうなる…!? 2014年12月刊。

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