物騒な仏僧が二人! 『最遊記RELOAD BLAST(2)』 峰倉かずや
最遊記RELOAD BLAST(2)1巻の最後に登場した紗烙三蔵!!女性でありながら三蔵法師、そして傷だらけ!どんな方なのか興味津々でしたが… う~ん、カッコいいわ!(今まで“三蔵”と言ったら玄奘三蔵のことだったけど、紗烙が出てきてからは混乱しますね…)『三蔵法師』ってのはたまにすごく 独りなんだよな紗烙もたぶんそうなんだと思う(略)苦労とか辛さとか そーゆーの分かり合える相手が今までいなかったの知ってるからさだから俺、ここ来て良かったなーって 悟空がこんなことを言っていましたが、三蔵として忌憚なく話せる相手は玄奘にとっては紗烙しかいないわけで(逆も然り)、悟空や悟浄、八戒とはまた違った意味での同志なんでしょうね。そんな相手に会えた玄奘を、嬉しそうに見ていた悟空がとても印象的でした。紗烙三蔵法師が所持する『恒天経文』は『防御』を司るもので、その力によって西域の村々を守っています。紗烙がいる寺院の『塔鈴』を介して、各集落にある仏具へと『恒天経文』の神力を送っているのです。ところが、『塔鈴』が壊されて、『恒天経文』の結界が破れてしまいます。紗烙が結界を張り終えるまでの1時間強、妖怪の手から寺院と集落を守らなければなりません。悟浄の異変が気にかかり、行動を共にしたいと申し出る八戒。寺院を守る玄奘三蔵の前に現れたのは、紅孩児と独角、そしてあの人…!!次巻も楽しみです!!巻末の「Shot,4.5 露営」では、野生動物を捌くワイルドな三蔵が見られます。そして悟空&悟浄、使えね~~~