ハンカチが必要です 「義男の空 (6)」 エアーダイブ
義男の空(volume.6(青年編))第15回文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品に入選、おめでとうございます!!今までは高橋義男先生と患者さん&その家族との間に視点が置かれていましたが、この6巻は、新人看護師さんの視点で話が進んでいきます。医師間の治療方針の対立、患者さん家族が抱える問題、病気と闘っているお子さんの気持ち、それを見守る親御さんの気持ち・・・何度読んでも、やるせなさ、切なさで胸が詰まります。後半は中学生(12歳)の義男少年のお話。転校した中学校にいたのは、今だったら絶対問題になるような先生で…【著者からのコメント】漫画「義男の空」発刊にあたって「高橋義男」という、実在する一人の医師がいます。彼は現在、北海道にて脳神経外科医として活躍し、今も多くの子供達を救いつづけています。医師としてのその功績や歴史、そしてたくさんの患者に慕われる人間としての魅力に惹かれ、彼の漫画を描こうと思い立ちました。エアーダイブは、漫画という媒体を通じて感動を贈りたいという志を抱き、日々技術の研鑚に励んでいます。今回、高橋先生の漫画を描くことで、例えば、読み終えた子供達が「こんな人間になりたい」と思うような、例えば、医師を目指す方が「こんな医師になりたい」と思うような、心に残る何かを伝えられたらなら、創り手としてこんなに嬉しいことはありません。創り手の創造する喜びが、読み手の満足につながり、そこからさらに社会へプラスの波紋を広げていくー大きな喜びの循環を、みなで作り出してゆきたい。そのような願いを込めて、「義男の空」の発刊を決定致しました。この物語を一人でも多くの人に伝えたい。 【出版社からのコメント】■■『義男の空』6巻のあらすじ■■海の見える病院に赴任した新人看護婦。そこは、重度の患者が多く入院している小児専門の病院だった。新人看護婦が目の当たりにする医療の現場。医療従事者同士のすれちがう治療方針。戸惑いながらも過ぎていく日々の中、ひとつの家族がどうすることも出来ない現実に直面した時、夕日に染まる病棟に、ある歌が響き渡った----。そして、12歳の義男は、新たな中学校への転入を余儀なくされる。さらに、引越し後間もなくして父の転勤が決まり、義男と姉の和子、二人きりの生活が始まる...。慣れない環境の下、彼に訪れた心の変化とは?