691752 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

まいにちごくらく

まいにちごくらく

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.06.06
XML
カテゴリ:育児・子供・玩具
仕事も今月末が納期。
それに、あんな事もあってちょっと気持ちが動揺していたのかも。

子供達を寝かせようとお布団へ連れて行った。
家族4人、川の字(一本多いな…お父さんいつも遅いから、いっか。)になって寝ている。

そして、私は布団に座り両腕を広げて

「お姉ちゃんおいで。」

と誘った。
一瞬とまどった感じがしたけど、ゆっくりと私の腕の中に入ってきた。
ギュッと抱きしめた。
あまり抱きしめる事の無いお姉ちゃん。
その時は思いっきり抱きしめた。

すると、お姉ちゃんがワンワン泣き始めた。

私、悪い事しちゃったかな…。
いつも怒ってばっかりだもん、やっぱ私の事、嫌いかなぁ…。

そんな心配もしながら

私「どうしたの?ギュッてしたのイヤだった?」

と聞いてみた。
すると

お姉ちゃん「ううん、ちがう。うれしいの。」

そう言うと、またワンワン泣き出した。
今まで溜まっていた思いが一気に溢れたようだった。

暫く、何も言わないでお姉ちゃんを抱きしめていた。

甘え上手な妹は何かと私のところに来るけど、お姉ちゃんはそれが無い。
たまに私を妹と取り合って喧嘩する事もあるけど、ほとんど妹が勝っちゃうのよね。
でも、私はそれを、お姉ちゃんが譲ってるんだって、そう思っている。

きっと、その今まで抑えていた甘えたい気持ちが一気に溢れたんだろうな。

可愛そうな事をしてしまった。。。
申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになった。

私「ごめんね、いつも寂しい思いさせちゃって。」

お姉ちゃん「ううん、おかあさん大好き。」

私も涙がこぼれた。
言葉が無くても、抱きしめるだけで気持ちが通じ合う感じがした。
いつも私に「おかあさん大好き」と言ってニッコリ笑顔をくれるお姉ちゃん。
妹も一緒になって「おかあさん大好き」と言ってニッコリ。

そんな妹も、私とお姉ちゃんを見てそーっと近づいてきた。
私は片方にお姉ちゃんを抱きしめ、もう片方の腕を妹へと伸ばした。

私の両腕には、2人の娘が居た。
2人共、私にピッタリとくっつくようにして泣いている。

妹が聞こえるか聞こえないかくらいの声で私に言った。

妹「おかあさん好き。おかあさん好き。」

こんな声初めて聞いた。
こんなにも弱々しい、不安そうな声。
もう一度、ギュッと抱きしめた。

自宅で個人事業として仕事をしている私。
家事に育児にと、毎日毎日時間に追われる生活。
私も身体ひとつ。
当然、あれもこれも一度にはできない。

いつも忙しくしている。
なかなかかまってあげられない。
ご飯作って、歯磨きして、保育園の送り迎えして、お風呂入れて…。
そんな身の回りの事くらいしか。

大好きな本を一緒に読んであげたり、折り紙に付き合ったり。
本当はそんな事を一緒にしてあげられたらなぁって思うのだけど、なかなかそこまで手がまわらない。

私「ごめんね、いつも忙しくて。。。」

お姉ちゃん「いいよー。」

快く答えてくれる。

お姉ちゃん、やっぱり我慢してたんだな。

妹もだ。
まだ保育園に行っていない妹は、私と一緒に家で過ごす。
仕事を始めてからは平日に公園へ連れて行くなんていう事は無くなった。
買い物だって、週に2回駅前のスーパーに行くくらい。
保育園の送り迎えの時に家から保育園までの道中が唯一のお散歩となっている。

家でひとりで遊ぶ妹。
本当だったら、私に相手して欲しいに決まってる。
それを

妹「おかあさん、おしごとだもんねー。」

とPCに向かう私を見てサラリと言う。
きっと、自分にも言い聞かせているんだろうな。

私もこれ以上、無理は出来ない。
だけど、少しでも子供達が安心してくれるように。
変わらず素敵な笑顔で居てくれるように。
そして何よりも、私自身が、この子達の幸せを一番にと頑張れるように。

これからも、2人の子供達を、その心をギュッと抱きしめていきたい。
抱きしめる事によって、また私も心が満たされる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.06.06 22:05:12
コメント(10) | コメントを書く
[育児・子供・玩具] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.