2005/12/21(水)18:20
Christmas Songs/Diana Krall
featuring the Clayton/Hamilton Jazz Orchestra
もうすぐクリスマスですね。今年の新譜のクリスマスアルバムを一枚だけ。。。ダイアナクラールは、今は人気の歌姫です。ジャズが、マイナーだって言われてる中アメリカでは彼女のアルバムはノラジョーンズと同じくらいな売り上げがあるみたいです。今回、新譜はクリスマスアルバムでした。
ナチュラルでスィンギー唄い方とセクシーなハスキーヴォイス、意外と男らしい度胸のすわったスキャット。。そして、ジャズフィーリングたっぷりなピアノ、、お美しいお姿に人気がありま~す。
美人でも、お歌同様、親しみやすさがありますよね。
前回ご紹介したように、98年にミニクリスマスアルバムがでていて、今回はその中の2曲も収録した、45分丸ごとクリスマスです。
コンボのヴァージョンとクレイトン/ハミルトン・ジャズ・オーケストラもフィーチャーしたヴァージョンの、ゴージャスな一枚となっています。
一曲目はお馴染みJingle Bells。このおこちゃま向けの曲を実にかっこよくジャズにしあげてます。彼女、私がしってる範囲で、4ヴァージョンJingle Bellsを唄っていまして、今回はかなり力入ったアルバムの華としてトップに登場。
ジャズオーケストラを従えて、実に男勝りに歌い上げてます。女性にも人気あるのはこんなところにも因があるのかもね。
元気な曲ももちろんいいけど、やっぱ、バラードいいですよね。
The Christmas Songは、彼女も尊敬するナッキンコールで有名な曲です。ジャージィなムードもまじえながら、確かなリズム陣に支えられ、情景をたんたんと弾きがたる姿は、やはり艶っぽいです。かすれた声の部分に、いろんな感情を感じてしまいます。
出だし伴奏無しで唄うI'll Be Home for Christmasのワンフレーズにファンは涙がでるのです。はい。フルートが効果的につかって、恋人に逢えない切なさを唄います。
そして、大好きなChristmas Time Is Here、甘くラッセルマローンのギターをバックに美しく唄うのです。ミニアルバムに入っていたものですが、やはり、何度聴いてもいいです。じ~~ん(T_T)
同じく、ミニアルバムからのHave Yourself a Merry Little Christmasもやはりラッセルマローンが優しく寄り添い、しっとり歌い上げる。
ヴィブラフォンが入ったWhite Christmasは彼女のアレンジ!
元彼?への想いをさりげなく盛り込んだWhat Are You Doing New Year's Eveも優しいつぶやきが耳にのこります。
最後もスローナンバーで、素敵な歌声を耳元に残しておしまい。
最後まで、素敵なアレンジと歌がたのしめるクリスマスアルバムでした。
音使いはゴージャスだけど、決して「ど」派手なクリスマスアルバムではありません。
彼女の歌が楽しめる一枚として、多くの方の愛聴盤になるとおもいます。
今年の、クリスマスアルバムの売り上げは彼女が貢献してること間違いないですね~♪
1.Jingle Bells
2.Let It Snow
3.The Christmas Song
4.Winter Wonderland
5.I'll Be Home for Christmas
6.Christmas Time Is Here [from 『Have Yourself a Merry Little Christmas』]
7.Santa Claus Is Coming to Town
8.Have Yourself a Merry Little Christmas[from 『Have Yourself a Merry Little Christmas』]
9. White Christmas
10. What Are You Doing New Year's Eve
11. Sleigh Ride
12. Count Your Blessings Instead of Sheep
Diana Krall (p, vo)
Clayton/Hamilton Jazz Orchestra
....!!!
このアルバムを聴いた友達は
「今日はいつものフリースでなくて、もっと"ましな"服着よう」
って、気分になったそうで~す。とってもよくわかりま~~す。
ナイスなコメントだ。
ハリーコニックJRのクリスマス同様、良きアメリカを感じられるアルバムでもあるとおもいます。
でも、、もしも、三枚目があるのなら、、
今度はオケ無し、っていうのに挑戦してくれないかな~♪