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テーマ:Jazz(1967)
カテゴリ:JAZZ
八木ブラザーズver.6.0 "complete" @ スワン&ジャズフラッシュ 八木暢之(flh) 八木敬之(ts) 八木義之(vtb) 細木久美(p) 阿部国男(b) 西尾研一(ds) 時系列で行くと次は放し飼いなのですが、繋がり的にこちらを先に♪ 前日、スワンでのライブは、やはり面白かったでっす。 もちろん彼らよりうまいバンドも沢山あるんだろうけど、これだけハイレベルな人選でアドベンチャーな世界は面白い。しかも、ドングロ特集という企画は、このメンバーにぴったりである。(爆) ホント面白かった&かっこよかったです。はい。 そもそも、すっかり忘れてた(爆)ドングロの世界ではあるが、「Hearts and Numbers」の世界と「Weaver of Dreams」「Nighttown」あたりの世界は随分感じが違うの。どちらもスタジオ録音なのですが、管のアンサンブルやインプロを重視してルジャズなブルーノート盤二枚から比べると、「Hearts and Numbers」はシンセやギター、、オーヴァーダブ等、、など入ってライブでは難しそうだけどよくできてたモン。 さて、放し飼いの怒濤のライブも「やど」のあり得ない宴会も終わって、残すはフラッシュの八木ブラライブだけになりました。今回も名言集が完成しそうです。。新潟万歳!枝豆天国ぅ。。♪ 最終日、、やっぱり、、雨。。(雨男、雪男。。。誰じゃ) ばたばたしながらも、ジャズフラッシュへ続く妖しい道をトボトボ。。 わたくし的ポールポジションが空いてました。らっき♪ 後ろに2人の年上の女性が2人座りました。 「やっぱり、、この場所は若い人が多いわね。。」 って、ちょっと気後れしている感じ。。 その気持ちが痛い程良くわかる璃事長。(爆) さて、時間となりました。。後ろの女性2人組が途中で帰ってしまわないことを心に祈りつつ。。 イケ!コンプリートな八木ブラ! まずはドングロアレンジのジョージラッセルの曲Stratusphunk! いかにもドングロ好みのちょっとユーモラス感じの出だし、そして管のアンサンブル、ソロへの展開。 今回から3管になったので、フロントがソロをとっているときにも他の2管でアンサンブルできるんだな。 これね、どのくらいの縛りがあるのかわたくしにはわからないのですが、なかなかかっこいいよね。 確かに以前よりかなりしっかりアレンジされたブンかなり聴きやすい気もするんだけどな。 しかしね、3人でソロをとるわけですが、たぶん、一番玄人ウケな感じはこやぎ兄。 昔からこんな感じなのかしら?派手とかスリリングな感じとは対極なんだな。渋い、しかも、どことなく洗練されてる。(爆) Or Come Forも、ドングロらしいっすよね。朴訥な感じの出だしから、管のアンサンブルに入ってソロになだれ込む感じで。このねぇ、、ソロはこやぎ兄、こやぎ小なんだけど、これはなかなか面白かったです。 いや、2人ともかっこよかったな。ちっちゃいのって、電気かけてたのかな? で、こやぎ兄のソロ、こやぎ小、掛け合い、って、感じで進んでいくのですが、いろんな意味で興味深い強力なんだな。なんというか、もろ兄弟な感じ。今後の展開が非常に楽しみな1曲でしたネ。 The Four Sleepersね。これは前半の息継ぎ&美メロポイントですね♪ これも、ドングロらしくあの美しいテーマには結びつかないピアノのイントロから始まります。 ドングロと言えば、マイケル。今は亡きマイケルブレッカーをフィーチャーした「Hearts and Numbers」にあるこのナンバーはやっぱり、、こやぎでっかいの独壇場でしょう。兄弟のサポートする中、いやいや、メロウなメロディを生かしながらのソロ。途中の2管のアンサンブルもなかなか良かった事。うむ。やはりコイツこ憎らしいナ。(爆)テーマもっと丁寧にメロウでも良かったかも。ソロいろいろ工夫されていたのですよね。 これが、生きるためにも、もっとテーマ丁寧によりメロウに♪ ここから2曲また「闇の帝王」みたいな曲が続きます。(爆) Heart of Darkness。暗黒街をしきるマフィアの親分の登場曲みたいに3管のユニゾンから始まります。 クールでシリアスナ感じのピアノを中心に真っ昼間なんですけど、いきなり真夜中の雰囲気ネ。 珍しくダンディな感じのちっちゃいのソロ、ならば、、と吹きまくるでっかいのソロ(わたくし的お気に入り)、メンバーで暗黒街の住人になりきりましたね。3管鳴りひびくのも気持ち良いですこと。意外と重厚なサウンド。 3管アンサンブ部分も、やっぱ、ダークで恐い。(爆) しかし、フロントのソロが熱くなる影にドラムのプッシュが必ず入って来ます。西尾Love♪ 特にツーカーのサックスとの間柄はホント一体な感じよね。 Nothing Personal、、これは、マイケルブレッカーのアルバムに入ってますよね。 これも、低音でドスが効いた、、なんだかぐるぐるドロドロ恐そうな曲なのです。 この曲もね、ホント、重要なのはタイムとセンス。 清く正しい八分音符の刻み方ができないとグズグズになってしまう。 そして、決して、「人間の弱み」を見せちゃいけない曲でっす。(爆)って、冗談でなくてこれが肝ッス。 黒っぽくダークな感じでピアノの活躍する曲。こやぎ兄のソロはちょっと想像つかない方向であった。綱渡りとか宇宙遊泳の感じ。アウト?してるんだけどねぇ。実はこのソロのフレーズは何故か強力に頭にこびりつきましたンン。んもう、、ドッキリィ。 続く、ちっちゃいの。そういう意味で、あなたは若い。(爆)トリッキー&アグレッシブでハイテンションに移行。キャァ~! 2人しり目に、普段とチョト違う感じで、かなりクールに三番目に出てきたでっかいのに化せられた課題は、人格崩壊。イェーーイ。はい、合格ゥ。 でかい方のソロがスイッチ切り替えてスピードアップした後は、ドラムがより凶悪になり彼も人格崩壊!したことも付け加えておきます。(爆) 戻って3人で決めたあとは、ドスの効いたでかいフロント3人と可憐なピアノの掛け合いでお終い。 お決まりなんだろうケド、ピアノの出すフレーズを3管で健気に(爆)返すのだネー。 このグレグレ遊ばれ加減!!操られ加減!!ちと、ユーモラスで、たいそうこのバンドチックでよろしい。(爆) いろんな要素が楽しめてすずっく的白眉♪ さて、休憩時間には「話しかけられました」。 なんと、後ろのお二方から。。 もの凄く、感動したそうです。そか。。(痛み入りますです) で、片方の方が教えてくれたのですが、どうも、、冬か、、去年の夏のジャズストで新潟日報の投稿欄?に八木ブラのお褒めの投稿が載ったらしいのです。 ほぉ。。。わたくしでは無いからね。。わたくし、実名がでる場所には出現しない主義なのだ。 と、なんだか嬉しくなって。。にやにやと、、2セット目を待ちましたン。 さて、十分くらいの休憩で2セット目開始!! まずは、私的ニューヨーク三大変態ピアニストの1人、ケニーワーナーの曲だそうで。Allanjuneally。 ギックシャックな三拍子のヘンな曲。頭の部分のヘンチクリンな部分(兄弟にぴったり)も含め、その奇妙な揺れに乗って3人のフロントアンサンブルから、ソロをとっていきます。確かに、こういうのもあいますな。 オープニングは、1も2もお客様を一気に惹きつける良い選曲だと思いまァす。 八木ブラで優雅といえば、、わたくしてきにはUpper Manhattan Medical Goupかな。 Li'l Darlin'は、カウントベーシー楽団の楽曲で、トランペッターの曲だって。優雅ァ♪ この今までと全く違う世界はなんじゃ。3人でゆったり。。そう、、今回、わたくしはでかいこやぎが神妙にアンサンブルとかしてるのみるたびにうけてた。 お兄さまフィチャー。フリューゲルのザックリとした空気で、なんだか渋くて大人の雰囲気のソロなんだな。 なんだろ、この感じ。優雅なままキレることができるのでありました。(ネェ~~♪) わたくし的には今後八木ブラ展開が非常に楽しみな世界になってきてるのでありました。(爆) ひゃぁ♪Pools。これ、電気の力も借りて頭の部分かなりの良いでき。お楽しみでござる。ちょっと、ユタウように3管で始まるのですが、基本は、バルブトロンボーン、ベース、ピアノで。 影の力持ち阿部ベースのスマートなソロ、エモーショナルなピアノソロ。。遠く、きこえるちっちゃいのテーマ繰り返しが郷愁を誘いましたネ。で、突然力強く入ってくるちっちゃいのソロがめちゃくちゃかっこよく決まって、ドラムのガツンガツンしたプッシュが入ってホットな感じに移行。電化効果もたっぷりあって、なんだだか、「不思議な夢」を再現したような演奏でした。う~ン、なかなか、よく考えられた展開でしたねぇ。 タッドダメロンのFocus。どうやら、参考ヴァージョンはロヴァーノのナノネットヴァージョンのようです。 私的には、Focusと言えば、オランダのプログレバンドでございますが、ここでは違うねー。(爆) 素敵な3管アンサンブルで爽やかに始まる。バルブトロンボーン、サックス、そういえば、珍しく高音主体のピアノソロでありましたネ。流石、紅一点。華やかな連打でございます。僕たちだって、こんなんできます、みたいな感じござったね。(爆) さて、、楽しい時間はあっという間に終わります。。。 最後の曲になりました。冒頭エキゾチックな雰囲気のピアノの出だしからは見当もつかないIt Don't Mean a Thing。ドングロアレンジ特有の「へそ曲がり」で「人をくった感じ」、でも、楽器を良く鳴らして聴く側を圧倒する感じはこのエリントン曲でも良く出てますネ。題して「スウィングしちゃったら意味がない♪」 お決まりのあのテーマ部分では、全くスウィングさせずに。(爆)から一気にテンポアップして3男のソロに。こういう流れはちっちゃいのはお得意ですよぉ。持ち前の歯切れの良さを一気に爆発。そして、長男のソロね。フレーズ選びのセンスがかっこいいのだ。 3人になって感心していたのは、でっかいのソロ。あれやこれやと違うアプローチを模索。ハイスピードでアウトしながらの着地かっこよかったよ。 この辺順番忘れたけど、フロント交互にかなりエキサイティングなソロで最後に向かって突進ですね。 面白いのは、やはりエキサイティングになってくると上下のアプローチはかなり似てくる。 最後は当然西尾ドラムの坐って聴いてられないドラミングでヤンヤンでございますね。でも、今回は短かったな。 冒頭に戻ってちょこっとA列車のフレーズなんぞも挟んで?お終い! キャァ~~~♪楽しかったぞぉ!!! と、、言うことで、璃事長は別荘をゲットしました。やったぁ!!! ここまでがんばったのですから、、完成度あげつつ、新曲混ぜて、ドングロ世界をもう一度くらい、、良いんじゃない? Poolsあたりは元ネタもピアノフューチャーでシンプルな感じもあるのですが、似て否なりかなり八木ブラ的世界観になってる気がしましたネ。そういう意味ではThe Four Sleepersもかなりメロウな曲調で難しい存在だと思うのだな。この2曲がメドレーになったライブ盤は持ってないけどね。(イチオーバンマスさまヨロシクね) 電化効果は本人達が思ったより、メリハリ効かせた方がかっこよく決まるかもね。 仲が悪くても息が合ってたナ。しかも、清く正しい八分音符、、つうか、兄曰く「八分音符しか正しくないかも」も堪能させていただきました。リズム隊との連携も宜しく、ドラムの嬉しそうな笑顔を次回も是非に♪ 「へそ曲がり」、、いやいや、、「ひとひねりきいたライブ」を楽しみにしております! メンバーの皆さまありがとうございました。ご来場のお客さま、、ありがとうございましたァ♪ 追伸 ミクシィに入館できなかった理由がありましてメッセージのお返事遅れましたことお詫び申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月25日 17時25分08秒
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