2006/03/13(月)17:41
ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女
第二次世界大戦真っ只中のロンドン。
ぺベンシー家の四兄弟、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーは田舎の大学教授の家へ疎開する。
雨の日、退屈しのぎにかくれんぼを始め、末っ子のルーシーは古くて大きな洋服ダンスを見つけた。巨大なタンスの奥は、白い雪の降り積もった森へ続いていた…
子供の頃、夢中で読んだ「ナルニア」の映画化ということで、家族で観てきました。5歳のムスメも最後まで飽きることなく観、「続きのお話も全部観る!」と宣言。大満足だったようです。
親としても、残酷なシーンや子供に見せることをためらう性的表現の無い映画なので、安心して楽しめました。ただし、冒頭の空襲シーンは5歳の娘には少々、怖かったようですが。
お気に入りのシーンはタムナスさんが玄関先で体を震わせて雪を払い落とすところ。特にストーリーに重要な影響を与えるシーンではないのですが、不思議な生きが暮らす魔法の国、と言う設定にリアリティを与えていると思います。こういう細かいところ、大事ですよね~
それとケンタウルスのオレイアスが、めちゃめちゃカッコ良かった。
2本の剣でミノタウルスを倒し、その後、白い魔女に向かっていくシーンでは「カッコいい!」とつぶやいてしまいましたよ(照)
吹き替え版で観たのですが白い魔女の声がダメだったな。
大地真央さんが担当していたのですが、なんだかしっくりこなかった。
吹き替えはぜひ声優さんにやって欲しいな。
演じている女優さんは素晴らしい演技だったんですけどねぇ。
そうそう、子供が主人公な映画なので、4人の子役についても一言。
末っ子のルーシー役の子が、物凄く上手かった!今後が楽しみです。
長男ピーター役の彼は、公式サイトで特別ファンサイトが立ち上がっていました。映画で観るより男前かも???興味のある方は要チェックです。今後人気が出そうですよ。
スーザン役の彼女は今回あまり活躍の場が無かったなぁ。
次男エドマンド君はダメダメップリが良かったけど、もうちょっと葛藤シーンがあっても良かった気が…って、それは脚本の問題ですね。
LorTと比べて云々…と言う批判もあるようですが、原作の対象年齢が違うわけですから、比べるのはどうなんだろう?
それよりもこの映画をきっかけとして、多くの子供たちが「ナルニア」の原作に手を伸ばしてくれることを期待します。
そしてそこから本の森への扉を開いてくれると嬉しいですよね。
私はどうしてももう一度読み返したくなり、文庫版を箱買いしてきました。いつかムスメが読んでくれることもあるでしょうし、私自身の楽しみのためにも。
春休み、暇をもてあましているのなら、映画館へ親子で足を運んでは如何でしょうか?観て損のない映画だと思います。