カテゴリ:本のコト!!
読みました。 病気の彼女ミコさんと彼女が入院していた病院に入院した彼マコさん。 マコさんが退院して、ミコさんとの文通が始まりました。 その手紙を収録。 ミコさんが亡くなるまで往復書簡およそ400通…だそうです。 2人の文通の手紙内容を公開するなんて… しかもそれを売り物にするなんて… …正直そんな風にも思ったりしたけど、 読んだ後は不思議に彼に優しくなってました。(すぐに戻るんだけど<爆>) 彼とメールしてて仕事中とか友達と遊んでるなんかだと我慢できるんだけど、 そうでない時にいきなりメールがなくなるとすぐに『どうしたんだろう』と心配に。 20~30分でも『あれ?』なんて思うほどの依存症…。 単なる居眠りだとわかるや否や「一言言ってから寝ろ~」だからね、私。 それが約40年前。 電話代も高く、メールなんかもなく、 ひたすら文通をしていた2人。 東京・大阪間で約3~4日もかかる!! 今じゃ考えられないなぁ 読んでいると、確かに2人の間に病気の影を感じます。 それってすごく大きくて、怖くて、でも逆らえなくて。 けどそれを置いておくと(置いちゃったらこの本の意味は…?) とっても普通な彼氏と彼女なのです。 結婚を夢見たり、相手が一瞬“妬く”ような言い回しをしたり、 お互いのことを試すようなことを言ったり、かと思えば甘えたり。 どちらがどうってわけじゃなく、お互いのその時の置かれてる状況で ある時は彼が子供になり、ある時は彼女が子供になり。 すっごい普通で自然な2人のように思いました。 好きな人が不治の病になった時どうしたらいいのだろう? 相手も自分もその事実を知っていて、 それでも純粋に2人の会話が楽しめるのだろうか? 私は今家がうるさかったりしても、 いつかは彼とこのままいれば結婚できる・・・と希望があるし、 結婚したら一緒に家にいる時ならではの楽しいことができるし、 旅行にも行けるし、いずれ子供ができ、家族で過ごす時を想える。 でもそういう風に将来の自分たちを見ることはできない。 今生きてて、それを過去のものにはしたくないけど、 未来の中にまで見出せない。 そんな状況の中でどうすればステキな会話を楽しめるのだろう… 色々考えた本でした。 すぐに彼との関係に置き換えてしまうので、 結末もわかってるから余計に切なくて、 電車の中で読んでいたけど、1回は泣いてました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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