|
テーマ:お勧めの本(7380)
カテゴリ:読書感想
容姿の時代 酒井順子
「外見はいいに越したことはない」この「容姿の時代」に私たちは他人をどう見、他人からどう見られるべきか。OLの肉色ストッキング、ユニクロの功罪、着物の罠、ナチュラルメイクと晩婚化、女性誌の対立、おばさん化への怯え…。容姿という厄介な存在と、死ぬまで戦い続けなければならない現代人の哀しみを、鋭く凝視した辛口エッセイ。 脱衣編―化粧 こんなにも高度な科学文明を持ちながらも、自分の顔面を冷静に見つめるという能力すら手中にしていないのか・・・・・・・ 脱衣編―整形 正直者の私がパッとしないのに、なぜ嘘をついて人があんなに良い思いをしているのか。なぜ皆、嘘だということに気付かないのか 美に対する悪なき追求。 「センスの良さ」の向上にともない、「センスの良さ」の向上に追いつかなかった、平均レベルに達してない容姿に対して受け入れられなくなった。 美しくないのは悪であり、受け入れられない人種の存在。 これが現代、今なのでしょう。 自分の容姿を考えて、世間に後ろ指を刺されないよう、レベルアップを意識させられる一冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.27 11:45:22
コメント(0) | コメントを書く |