2008/10/26(日)16:57
ケンジが犬になった日
たくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
こんなにいろんな人から、心配・応援してもらえること、心からうれしく思います。
育児生活に入り、どれだけ毎日をシンプルに効率よく過ごすか、自分なりのシステムを試行錯誤している真っ最中です。コメントが皆さんお一人お一人にお返しできる時間がなく、この場をお借りしてコメントレスさせていただきたいと思います。
みなさん、本当にありがとうございます。こんなに暖かく見守っていただけて、私は本当にラッキーだと心から感謝しています。
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お腹にナナミが動いていたときも、ケンジは私のベイビーでした。
ナナミが生まれてくればNo.2になることは自分でも分かっていたけれど、どうやったらこのかわいいケンジがNo.2になるのだろうかと実感できない気持ちでいました。
陣痛で苦しみながら家を出る私と夫をものすごく心配そうにしながら見送っていたケンジのことは、分娩室にいる間も心配していました。
生まれてからも、ケンジの心配をしていたし、早く家に帰ってケンジに会いたいと思っていました。
帰宅後、ケンジは私を見て喜び震えていました。そして、ナナミにものすごく興味を示しました。ナナミが生まれれば、ケンジはジジババのところに愛をもとめて行ってしまうかもしれないな。とそんなことをみなで言っていましたが、それは大間違いでした。
ケンジは私とナナミのもとを一時も離れようとはせず、私がナナミに注ぐ愛情を何を考えながらかじっと見つめている毎日です。そして、私も手があけばケンジを抱きしめ、話しかけ、愛情を注ぐようにしています。
ケンジは前と同じようにかわいいです。でも、何かが変わりました。
ケンジは犬で、ナナミは私が産んだ子供。
ナナミが生まれた日、ケンジは犬になりました。
ケンジはかわいいけれど、もうNo.1じゃない。
私の気持ちの変化を賢いケンジは感じ取っていることでしょう。
そして、私自身、この気持ちの変化になんともいえない寂しさみたいなものも感じているところです。
ケンジはナナミを見に来るジジババの友人に、まるで知らない人のように吼えるのです。ケンジはナナミを守るガーディアンになることは間違いありません。
いつの日か、ナナミが大きくなったときには、ケンジは私や夫やジジババだけでなく、ナナミからも大きな愛をもらえるのだと思って、この不思議な寂しさを慰めることにします。