テーマ:映画館で観た映画(8560)
カテゴリ:邦画・日本の映画館等の情報
今週、吉永小百合さん主演の映画「母べえ」を観てきました。 山田洋次監督の作品というと「寅さん」「釣りバカ日誌」等が 代表作で、昭和の人情ものを描かれるのがお得意ですよね~ ご訪問、ありがとうございます 残念なことに、順位は随分と凋落気味 ↓ご訪問の記念に、是非ポチっとクリックで応援をお願いします この映画は、昭和15年の設定~戦後~現代に至る物語です。 主に、昭和15年から戦争に至る時代がメイン。 「~べえ」という愛称を付ける野上という庶民の家庭が舞台で、 「父(とう)べえ」を坂東三津五郎さん、「母べえ」を吉永さん、 「父べえ」の教え子で「母べえ」を慕う青年に浅野忠信さん、 「父べえ」の妹役に元タカラジェンヌの壇れいさんと芸達者が揃っています。 戦時中の物語だけに全般的に暗いトーンの演出で、時代的に向田邦子ドラマに 似た雰囲気もしましたが、吉永さんの愛情豊かで ひたむきに明るく強く生きる妻、母、代用教員としての熱演に とても共感を持ちました 昭和20(1945)年生まれの吉永さんは未だ生まれていない時代の話ですが、 まるで本当の親子のように子役2人とはごく自然に馴染んでいたし、 本当に信じあった糟糠の妻として坂東さん演じる不遇の夫を支える役に なりきっていたと感じました この物語を通じて、戦争の悲惨さを若い人々にも知らせ、「戦争反対」 の意図を含んでいますが、それ以上に戦争時代の物質的には貧しく しかし心が豊かであった頃の人々の生き様が見事に 描かれていたと思います 2時間半の上映時間が、あっという間に終わってしまった気がします。 流石に観客は年配の戦争経験者が目立ちました(平日の客入りとしては 大入り満員)が、この映画は是非若い人にも 観ていただきたいと強く思います サユリストでなくても、おススメの映画です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画・日本の映画館等の情報] カテゴリの最新記事
|
|