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2007.11.04
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DSCN1146 (2).JPG

町田 康 様
出身が遠里小野のほうで、あたしの実家に近い。
パンクロック歌手で、芥川賞作家で、つい最近布袋さんに殴られた事で有名?
何もトモダチを訴えんでも・・・って思った人も多いみたいだけど
アレは奥様が大事な夫を暴行され激怒したかららしい。
あたしだって、大事なダンナに暴行されたら怒り狂う・・・
ダンナを殴っていいのはあたしだけや!!(えー?)

それはともかく・・・町田さんは、こんな感じで、こんな感じだったりのおっさんなんだけど

 

猫を愛する素敵な紳士だったりもするのです^-^

 

今日届いた本は前作の

猫にかまけて

よりも更に深い、深い猫、そして命への想いの詰まった

素晴らしい一冊になっています。

 

上に書いたような町田さんの(あんまり良くない)イメージなんかは
ぶっとんでしまって、きっとあたしのブログにきてくれてるお友達には
共感出来るとことかいっぱいあると思うし、

人間、職業や外見ではないなぁ・・・って感じるかもです(笑)

その名作がこちら!!

猫のあしあと

一部文章を抜粋して紹介させてもらいます。

ウメチャンとの出会い~
・・・助ける、助けないなどと考えていた自分を恥じた。
なんとなればその時点で私こそが猫に救われていると感じたから・・・
 

動物愛護相談センターのこと~ 
・・・と書くと、そこで働く人たちが極悪なように聞こえるが、そんなことはけしてなく・・・

どのように考えても、飼い主の一方的な意思で一緒にくらした生き物を
不要になったので処分しろと行政に言うのは、おかしいと思うが・・・

最愛の自宅猫(親友)のゲンゾーちゃんを失い~
・・・動物を飼うということは、いわば他の命をあずかるということで
自分のものなら粗末に扱ってもよいが、他からあずかったものは
大切に扱って、いずれお返ししなければならない。
私はそれができなかったバカモノである。

あとがきより~
・・・犬や猫やその他の動物を飼うのが流行のようになっている。
動物によって癒される・・・それは確かにそうなのかもしれないが
彼らの命を預かるからには、弱くて小さな生き物から何かを
得ようとする前に・・・・

・・・(彼らが)幸福で健康な生涯をまっとうするために我々に何ができるかを
まず考えるべきであると思う・・・

 

町田さんは野良猫が保護してもすぐには人になじまない理由も
この本に押し付けじゃないように(あたしは感じた)綴っていて、
彼の馴染みやすい文章で、言葉で上手く伝えてくれていると思った。

町田さんの日記にはいつも意味不明で、
おそらく自分にはよくわかる記録のような事が綴られている。

唐突に新しい名前の猫が増えていたり、

感情を書かず、「●●逝く」とか書いていて、

その時だけ、写真が載っていたりする。

町田さんがおそらく一番の親友だと思っていた猫ゲンゾーちゃんが
亡くなった時の日記は短く、いいやつだった。親友だった。
と哀しみが 滲むコトバが短く綴られていた。

今回の本では唐突にいろんな名前の猫が登場した理由もわかった

前作「猫にかまけて」で登場した「ヘッケ」ちゃんのことから
ボランティアさんと関わってしまい、

今では預かりさんもしているとか・・・

 

前作も泣いたけれど、今回のは半分くらいのところから
ボロボロに泣きながら読破した。

読み終えた後に嗚咽が残るくらい泣いてしまった。

「泣いた」と言っても、可哀相に・・・とかそういうたぐいの涙ではなくて

上に書いた抜粋文のような事に胸がしめつけられたのだ。

 

猫が、犬が好きな人にもそうじゃない人にもぜひ読んでもらいたい一冊だと思います。猫本2冊.jpg






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最終更新日  2007.11.05 00:26:05



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