遂にお披露目「ゴーオンジャー」
「スーパー戦隊シリーズ」第32作目となる「炎神戦隊ゴーオンジャー」のプレミア発表会が19日に行われました。以前にも書きましたが、今作品では戦隊史上初めてとなる平成生まれの出演者が登場し、ここ最近の傾向である悪役ヒロインには、セクシー女優として知られる“あの方”が起用されました。【サブカル最前線】新戦隊ゴーオンジャーって(イザ!)《悪役はセクシー系 初の平成生まれヒーローも》テレビ朝日系で放映されているスーパー戦隊シリーズの新作「炎神戦隊ゴーオンジャー」の制作発表会が19日、都内で開かれた。昭和50年に始まった同シリーズの32作目でヒーローの中にはシリーズ初の平成生まれもいる。今回は異世界の意志を持った乗り物「炎神(えんじん)」から力を与えられた5人の戦士が侵略者と戦う。(安岡一成)■ストーリー意志を持ち、しゃべることができる乗り物「炎神」たちの世界「マシンワールド」では、世界を破壊しようとたくらむ悪の種族「ガイアーク」と炎神との激しい戦いが繰り広げられていた。戦いに敗れ追放されたガイアークは地球に狙いを定め、自分たちの住みやすい汚れた世界に変えるため人類に攻撃を仕掛けてきた。ガイアークを追いかけてきた炎神たちは地球の5人の若者をヒーロー「炎神戦隊ゴーオンジャー」に変え、ガイアークの魔の手から地球を守る。5人は携帯電話型アイテム「ゴーフォン」で変身、炎神が合体したロボット「エンジンオー」に乗り込んで戦う。発表会でテレビ朝日の八木征志プロデューサーは「明るく、楽しく、夢があるという戦隊の歴史を振り返るような作品にしたい」、東映の日笠淳プロデューサーは「正義と悪のシンプルな対立構造で、分かりやすい勧善懲悪を描きたい」と話した。■キャストヒーローを演じるのは古原靖久(ゴーオンレッド、江角走輔)▽片岡信和(ゴーオンブルー、香坂連)▽逢沢りな(ゴーオンイエロー、楼山早輝)▽碓井将大(ゴーオングリーン、城範人)▽海老澤健次(ゴーオンブラック、石原軍平)-の5人。発表会ではそれぞれ、意気込みを初々しく語った。今回は、逢沢と碓井の2人がともに16歳で、歴代初の平成生まれ。役名は、頭文字をつなげると「エコロジー」となり、全員の名前の漢字の中に「車」が入るように設定している。悪役の幹部「害水大臣ケガレシア」を演じるのは女優、及川奈央。期待される色気たっぷりの演技は話題を呼びそう。■歴史32代「ゴーオンジャー」につながる初代の「秘密戦隊ゴレンジャー」は、昭和50年にスタート。色で区別された5人が力を合わせ、チームで戦う姿は子供たちに大人気となった。後に合体ロボットに乗り込み巨大化した敵に挑むというスタイルも確立し、53年の1年間以外は一度も途切れることなく1年1作のペースで作られている。シリーズでは敵組織との戦いを通じ、異なる性格のメンバーたちの成長する姿やチームワーク、友情、時には恋愛が描かれており、大きな醍醐味の一つとなっている。メンバーは通常5人だが、3人でスタートし、メンバーが追加されるケースもある。歴代を通じて最も重要な役が赤。かつては「最強のリーダー」として描かれることが多かったが、時代背景を受け最近ではリーダーらしくない「レッド」も多い。しかし、熱血漢であるため結果的にチームを引っ張る中心的役割となっている。■新人俳優の登竜門ヒーロー番組は最近では若手新人俳優の登竜門として知られるようになった。例えば、永井大(未来戦隊タイムレンジャー)、金子昇(百獣戦隊ガオレンジャー)、塩谷瞬(忍風戦隊ハリケンジャー)など。意外なところでは「男の勲章」で知られる嶋大輔が「超獣戦隊ライブマン」の「レッドファルコン」として出演している。ヒロインでは「超力戦隊オーレンジャー」でピンクのさとう珠緒や、ハリケンジャーで敵役を演じた山本梓などが有名だ。 ◇第1話放映は2月17日、テレビ朝日系列で午前7時半~8時。逢沢(あいざわ)りなちゃんは、この作品が本格的なデビュー作になるようですね。どんな演技を見せてくれるのか、楽しみなところです。