2021/05/23(日)23:18
秩父鉄道・ELパレオエクスプレス
秩父鉄道では土休日中心にSLパレオエクスプレスを運転しているが、2020年はSLの点検の年なのでこの年の運転は無し。
その代わり、9月27日までの土休日に、秩父鉄道所有の電気機関車を使った「ELパレオエクスプレス」がSLと同じ時刻で運転され、しかも普通車自由席の扱いなので乗車券類のみで気軽に客車の旅が楽しめる、おいしい列車です。
秩父鉄道のサイト
ELパレオエクスプレスは、重連で熊谷~三峰口を目指す。
秩父鉄道のELは水色が基本だが、他にもこの黄色をはじめカラフルに塗り替えた機関車もある。
長瀞の7つの寺院で1種類ずつ秋の七草が植えられていてこの時期見ごろのようで、記念のマークも付けられておる。
2両目は赤い機関車でかなり派手な印象だ。
広瀬川原の車庫から熊谷までは黒いELが牽引した。
熊谷到着後、この機関車は切り離され、ELパレオエクスプレスが熊谷に戻るまで待って、再び回送列車の牽引にあたる。
客車は茶色い12系。
ボックスシートが並んでいるが、一部のボックスには消毒液も設置されている。
天気も曇りがちのせいか、それほど混んではなく密は避けられた。
三峰口よりの客車には
「いつも秩父鉄道を応援いただきありがとうございます。みんなで力を合わせて乗り超えましょう。」
のメッセージが貼られていた。
この座席に座ると景色は見づらいが、粋な計らいだ。
途中の寄居ではしばらく停車して東武の8000系と顔を合わす。
長瀞では疫病退散のマークを付けた普通列車と行き違い。
同じく長瀞では石灰貨車との行き違いもした。
旅客列車、貨物列車ともに電気機関車が活躍している、今となっては珍しい鉄道会社ではないだろうか。
秩父鉄道のハイライトである荒川の鉄橋(上長瀞の先)では徐行運転も行われる。
三峰口に到着したELパレオエクスプレス。
黄色と赤の組み合わせが目立ち、まるで絵にかいたような機関車だ。
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