ときめき旅日記

2022/10/06(木)22:42

【DLやまぐち号の旅】やまぐち号乗車編

リゾート・観光列車(39)

【9月23日】 津和野の町を一通り散策し、いよいよDLやまぐち号の旅が始まる。 現在走っている列車の中で、四季島などの超豪華列車以外でもっとも乗ってみたかった列車だった。 本来は「SLやまぐち号」としてC57やD51などのSLに牽引されるのだが、あいにくこの時期SLの不具合よりSLでの運転が当面困難になった。 なので、代わりにディーゼル機関車牽引の「DLやまぐち号」として新山口~津和野で運転している。 今となっては機関車が牽引する客車列車自体が貴重だし、その客車も平成29年に新造されたもので、かなり個性的な車両になっている。 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ ​SLやまぐち号公式サイト​ この日はDD51ディーゼル機関車が牽引していて、往年の山陰線辺りの客車列車を思わす。 ヘッドマークは山口県の県鳥であるナベヅルが描かれており、40年以上前の運転開始から変らぬデザインになっている。 山口号が停車する駅の駅名標はSLに合わせてレトロな字体になっている。 津和野寄り最後尾の5号車は普通車だが展望デッキがあり、新山口行きでは後方展望が楽しめる。 テールマークには山口市の瑠璃光寺(るりこうじ)の五重塔が描かれている。 車体は旧型客車そのもので、ホームの雰囲気とあわせて令和とは思えず、一見昭和と思ってしまいそう。 新山口より1号車はグリーン車でかつ展望室があるため、形式もグリーン車の「ロ」と展望車の「テ」が使われている。 出入り口も旧型客車を再現しているが、開閉は横開きで自動になている。 5号車の普通車座席は背もたれも板張りで、かなり昔の客車のイメージ。 お手洗いは様式でベビーベッドやバリアフリー機能があるのもあり、サービスは今風。 洗面所は旧型客車の特徴であるくぼみも再現している。 何に使われたかは謎だ。 2~4号車は国鉄タイプの青いモケットのボックスシート。 個人的にはこちらの方が馴染みがあり懐かしい感じになる。 DD51に牽引されると本当に山陰線の客車普通列車を思わす。 ボックスにはコンセントが付いているのも面白い。 昔の良い点と今の良い点をうまく取り入れている。 3号車にはSLに関す展示やちょっとした売店がある。 気分転換にはちょうどいい。 新山口より1号車はグリーン車で、グリーン券を持っている人でないと立ち入りできない。 座席はちょっとレトロっぽいがリクライニングは深く傾く。 座席は1列+2列の配置になっていて、車端部には4人及び2人のボックスシートもある。 足を延ばしてもまだ余裕がある。 この様な車両を夜行列車で走ってほしい。 座席間に人数分のコンセントがあり、充電も余裕でできる。 車端部には展望室や展望デッキがあり、機関車が目の前に見える。 ちょっと偉くなったような気分になる。 但し新山口行きでは展望デッキには立入れられない。 車両の壁には次駅のモニター表示もある。 最後尾の展望デッキで後方展望を楽しむ。 本当に線路は続くよどこまでもの世界だ。 途中の篠目で少し停車する。 駅構内にはSLの給水塔もあり、現役当時の様子が想像できる。 売店で地ビールを購入。 フルーティな味でなかなか美味だった。 新山口が近づくと扇形機関庫に朱色のキハ40がずらりと並んでいる。 1両単位で動かせるキハを効率よく留置している。 約1時間45分の乗車で終着の新山口に到着。 隣には115系もいて、古い外見の新型客車である35系客車と、新しい外見の古い115系の顔合わせになった。 これで念願のやまぐち号に乗車できたわけで、SLでないのが残念だったが、DD51も風情があり、ローカル線の旅にはピッタリな機関車だった。 SLやまぐち号も運転開始から40年ほどが経ち、客車も最初は青い12系客車で、本当にSLが注目の的だった。 その後各地でSLが走り始め、やまぐち号もレトロ調の客車にしたりしてイメージアップを図り、現在のような客車に至っている。 山口線や新山口(当時は小郡)、津和野の名を広めた功績は大きく、今後も末永く走ってくれるのかと考えながら新山口から新幹線に乗って東京への帰路についた ……と言いたいが、 この日が台風の接近で静岡地区が大雨になって東海道新幹線は運転を見合わせているではないか!!! 新山口時点では問題なく走っていても途中の新尾道や新倉敷や相老や姫路などでは通過線上に停車して様子を見ていたが結局乗った新幹線は新大阪止まりになり、その先の名古屋や東京方面には走らないとのこと>< 新大阪に着いたのが23時近くで、仕方ないので楽天トラベルで大阪周辺のホテルを探して急遽1泊することにした なので旅はもう少し続きます^^; ※この時は少し焦っていたので、新幹線が止まっている様子などは写真に撮れませんでした。

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