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父の小細胞肺がん 闘病記~それから~

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2017.03.10
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昨日ふと、父のくすりと笑えるエピソードを思い出した。

従兄弟の結婚式での話。
もう8年位前かな。

新横浜であったその結婚式に、家族みんなで参加した。
私は一人っ子で、当時未婚だったから、父は親族挨拶なんて
初体験。

親族挨拶の席で、新郎の父の・・です。
新郎の母の・・です。新郎の妹の・・です。と順に挨拶。

近づいていくにつれ、慣れない父の落ち着かない様子が
伝わってくる。

父の番。 新郎の◯◯です。と父。
本当は新郎の叔父の◯◯です。のところ、叔父が抜けて
しまって周りの失笑に冷や汗ダラダラ。

少し天然で空気の読めないところがあった父が私は
大好きだった。

笑顔の父ばかりがまぶたを閉じると浮かびます。

もうすぐ父の病気がわかってから4年。
私が、心底平和で、親は永久に生きているのではないかと
そんな風に思っていた日々は告知をされた日に終わってしまって。

もうすぐ桜の季節だね。
告知の帰り電車から見えた満開のさくら。
その日に父と食べた回転ずし。

病室から見えるきれいな朝日を毎日楽しみにしていた。
パジャマを着ない父のパジャマ姿。
ヒラリヒラリと振る手。

私がまだ子供のころ、8ミリカメラを担いで
連れて行ってもらった海の映像。
母が撮影する、若かりし日の父。

私に話しかける父の声。

声から忘れてしまうと聞くけど。
大丈夫。私の耳にはまだ父の声がはっきりと聞こえる。

父のガサガサな掌。
手の甲の皺を寄せて遊ぶ父。

強くたくましい父の大きな大きな背中。
変な歩き方。

いつか父に会えたら、一緒にお酒を飲もう。

そう思う春の日。





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最終更新日  2017.03.10 17:55:31
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