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新潟県の三角点を訪ねるブログ(目標1.000点)

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2020.10.24
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​高陽山(Ⅱ高陽山)
訪問日 2020年10月16日、晴れ(初回訪問日1993年9月19日)
等級:二等 
標高:1126.5m
1/25000地形図:飯里

コースタイム:駐車場(9:35)→水源地(着9:51、出9:57)→清水あり(着10:46、出10:56)→高陽山(着11:38、出12:30)→清水あり(12:56)→駐車場(13:40)

 福島県西会津町と新潟県阿賀町の境界にある高陽山へ行ってきました。山名は「こうようさん」ですが、登山口のある中ノ沢集落や近くの出戸集落が「大字高陽根(かやね)」で、土地の人は「かやねさん」とも呼ぶとのこと。この山は1993年、1997年に次いで3回目ですが、いずれも径がヤブっぽかったなくらいしか記憶が残っていませんでしたので、再訪です。ついでに近くの三角点「Ⅲ出戸」へ寄り道しました。三角点の所在地は双方とも福島県ですが、県境にありますので訪ねる意義があると思っています。(Ⅲ出戸の記事は、高陽山の記事の後に続けて記述しています。)


- 赤の線が行動ライン
高陽山は登山道(やや難あり)を、Ⅲ出戸は営林署の巡視路を歩きました。


 阿賀町豊実から県道496号線を進みました。荒沢集落を通過すると県道ではなくなるものの、そのまま福島県へ通り抜けが可能です。西会津町の出戸集落を通過し、中ノ沢集落の登山者届ポストがある場所(写真)に到着しました。過去の記憶がほとんどなく、右往左往しながら道順を尋ねるなど、ここに来るまでにかなり苦労し、時間もロスしました。すぐ横に火の用心と書かれた消防の車庫があり、その脇のスペースに車を留めました。近くにいた人に駐車する旨を告げて出発しようとしたところ、「矢印の方向へ進むと大きな駐車場がある」と言われ、登山者用の駐車場まで車で進むことにしました。実は、既に駐車場付近まで車で行きましたが、狭い道で途中でわからなくなったため、ここへ引き返し駐車していました。


 やっと駐車場に到着しました。数台は駐車可能です。少しぬかるんでいるところもありましたが、草に覆われた径を歩き始めました。右手に砂防ダムが見え隠れしていました。


 およそ15分ちょっとで写真の「高陽根簡水水源地」に到着しました。この施設の工事のために昔車両が通ったのでしょうか、ここまでは幅の広い径でした。沢沿いでナビが衛星をロストしていたため、位置の確認に少し手間取りました。


 水源地のしばらく先、本来ならここで左折すべき場所(写真)でしたが、道標もなく、そのまままっすぐ進んでしまいました。


 どうやら作業用の山径に入ってしまったようで、植林のための伐採地に出てしまい、歩きづらくなり、明らかに違うと感じました。図中A地点付近で、高陽山の写真を撮り、おとなしく引き返しました。上記コースタイムは、この付近でロスした時間(約13分程度)を含んでいます。


 登山道に復帰すると、伐採地のふちを進むようになりました。その先、笹に覆われているところ(写真)もあり、最近明らかに草刈りしていない様子でした。ただし、足元はしっかりしていて、径があることはわかりました。


 右側に石が積んである場所を通過しました。


 「清水あり 上部へ急登」の案内標識がありました。水は十分持っていましたので、水場へ行きませんでした。標識はかなり傾いていましたので、カメラも傾けて写真を撮りました(帰路撮影)。


 今までは緩やかな登りでしたが、「清水あり」の標識を過ぎた途端、急登に一変しました。しかし、やや色づき始めたブナの原生林の中を進むようになり、それほど苦になりませんでした。既にだいぶ上まで登っていますが、左にある沢から水の流れる音が聞こえてきました。


 二つのブナが密着していました。同じような木が二つ並んでいると、よく「夫婦××」と言いますが、確かにそんな感じがしました。


 山頂に到着しました。入口に石祠(写真)、その後ろに大きな岩があり、その先は広場になっていました。


 山頂には他にも複数の岩があり、周囲はブナなどの広葉樹林で眺望は全くありませんでした。三角点標石は山頂広場の東側、ヤブとの境目にあり、草に覆われていましたので、丁寧に刈り払いました(写真は刈り払い後)。


 点の記によると、所在地は「福島県耶麻郡西会津町奥川大字高陽根字高陽山国有林」とあります。


 ハンディナビでは位置精度5mで、北緯 37°43′44.7″、東経 139°38′58.7~8″でした。国土地理院の成果では北緯 37°43′44″.6733、東経 139°38′58″.5642です。


 近くにあった山頂標識と思われる板。この山について「学校行事で登られている」、「新潟県側からも木地屋口があった」と書いてある本を読んだことがありますが、もう昔のことかもしれません。


  山頂で食事などをしてゆっくりくつろぎましたが、本日はもう1点、後述するⅢ出戸へ行きたかったので、やや足早に下山しました。上の写真は往路、見なかった案内板で、途中で登山道以外の場所を通過したようです。
 下山後、登山前に会話を交わした人に再び会い、「径に木は倒れていなかったか、熊はいなかったか、キノコは出ていなかったか」とかいろいろ質問され、話をしているうちに仲良くなってしまいました。(Ⅱ高陽山 終了)

Ⅲ出戸
訪問日 2020年10月16日、晴れ
等級:三等 
標高:524.5m
1/25000地形図:飯里(日出谷)

コースタイム:駐車地点(14:10)→Ⅲ出戸(着15:03、出15:28)→駐車地点(15:56)

 Ⅲ出戸は、登山の対象にするには物足りませんが、新たな三角点へも行かないと、なかなか目標の1,000点に到達できませんので、高陽山に登ったついでに、寄り道することにしていました。


 高陽山の下山後、時間が少し押していましたが、県境(出戸峠)に近い大出戸集落へ移動し、写真の案内板の近く、道が広がっているところに車を留め、歩き始めました。ちなみに案内板右の「にしあいづの花」はおとめゆりで、こちらでいうヒメサユリのことです。


 県境に林道大出戸線(終点)の標柱があり、少しだけ新潟県側へ進んだ西側に、写真のプラスチックの杭があり、その裏に「日出谷森林事務所」と記されていました。歩道(巡視路)があることは、高陽山に登る前、ここを通過した際に確認していました。歩道の名称は「毛無山線」で、山名や歩道は地理院の地形図に記載されていませんが、毛無山は車道を挟んで反対側(高陽山側)の標高約750mの山を指します。


 歩道を進むと、すぐに標高約470mのピークに到着しました。ここまで境界標石等がありましたが、何も考えず尾根伝いに進んだところ、境界標も見なくなり、ヤブがひどくなってきました。「おかしいぞ」ということで、ナビで確認したら県境からかなりずれていることがわかりました(図中B地点付近)。仕方なく約470mのピークまで引き返しました。約14分のロス。


 ここが問題の場所(帰路撮影)で、中央にある木の後ろに境界標石が見えています。南へ行くのが正解でしたが、そのまま高い方の尾根をほぼ直線的に進んでしまいました。今度は確認しながら、正しい方向へ進み直しました。この付近はコナラが多く観察されました。


 ややヤブっぽいものの、歩道は県境に沿って付けられ、時折、境界杭もありました。最後は登りになり、Ⅲ出戸に到着しました。標石は薄暗い林の中にひっそりと佇み、保護石も4個ありました。眺望は全くありませんでした。


 営林署も標石として使っているようで、赤いペンキの跡がありました。接写の際、手前の草は取り除きましたが、横の草はそのままにしておきました。点名の出戸は「いでと」と読みます。点の記は明治時代のもので、所在地は「奥川村大字高陽根字高山」、俗称「高山」と記載されています。


 ハンディナビでは位置精度5mで、北緯 37°42′05.9″、東経 139°37′18.4″でした。国土地理院の成果では北緯 37°42′05″.9468、東経 139°37′18″.4184です。


 写真は県境に沿った歩道の様子で、付近はスギ植林やコナラなどの広葉樹林でした。福島県側に廃道に近い車道があるのを確認しました。
 下山後、帰り支度をしていたところ、大出戸集落の人でしょうか、いかにも頑固おやじ風な人とすれ違いましたので、少しだけ会話を交わしました。県境の歩道は、「昔はきちんと刈り払いしてあったが、最近はしていない」と言っていました。その人は犬の散歩がてら水路にたまった落ち葉を取り除き始めました。特に聞きませんでしたが、大出戸集落の世帯数は、おそらく1か2で限界集落どころか消滅秒読みではないかと感じました。あたりに「熊に注意」の屋外放送が流れていました。(Ⅲ出戸 終了)
 登山口へ容易に着けなかったり、途中、度々径を間違えたり、「もうボケ始めているのでは」と思った一日でした。





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最終更新日  2020.10.24 12:46:30
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