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カテゴリ:能
能の稽古は基本的に月2回です。
今日は7月の2回目。 ■謡い…「楊貴妃」1回目 はじめ~2ウ「この所にて委しく尋ねばやと存じ候。」 〈注意点〉 「けっこうです」でさらりと次のページに移りました。「ただ、返しのあたりがちょっと重たかったけどね」とも言われましたが。2オ「尋ね行く幻もがな伝にても。尋ね行く幻もがな伝にても。」と2回繰り返す部分の2回目の謡い方が落ち着きすぎているという意味です。 ■仕舞…「桜川」網之段2回目 はじめ~おわり 〈注意点〉 1、このシテは狂女なので、そのように謡う。しっとりと舞ってはいけない。クセの舞とは違う。 2、「國栖魚やかからまし」で下を見るときは、一度少しだけ上を見てから下を見る。 3、「何れも白妙の」は、サシ分で左手の方向を見ながら景色を見て、しっかりと舞う。 4、「これは木々の花」で扇ですくった花びらを見るときは、一度少しだけ上を見てから下を見る。 5、最後はゆったり舞っていたのでは謡が足りなくなる。 〈備考〉 前回習ったところは、シテ謡も忘れず謡えたし、型をちゃんと覚えていることができました。が、型を思い出しながら体をがんばって動かしていると、カクカクした動きになっていることを舞いながら自覚していました。今日は最後まで一通り教わりました。謡の意味を体現するように努力します。 角は必ず左足で止まるというところを間違えて右足で止まりました。これは初回で教わった、基礎中の基礎です。何で今またいきなり間違えたのか、我ながら不思議です。こんな馬鹿馬鹿しい間違いをしても、先生は怒りません。間違っていることを指摘して訂正するだけです。 今習っているのは「桜川」の網之段という舞どころであり謡いどころです。能を習い始めたとき、この「○之段」というものはどういうことか不思議に思っていたこともありますので、今習えていることが嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月29日 22時29分02秒
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