「人に会えなくなった水族館の魚たちに次々と「うつ症状」が出始める」
人に会えなくなった水族館の魚たちに次々と「うつ症状」が出始めるanimals_plants 2020/05/22最近日本でも、コロナ禍で休業中していた水族館のチンアナゴが人間を忘れかけていることが話題になりました。しかし人間が来ずに問題が起きているのは、どうやら日本の水族館だけではないようです。オーストラリア・クイーンズランド州にある「ケアンズ水族館」は、地元でも人気の施設。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月半ばから営業を停止しています。そのため、水族館の中はがらがら。そんな中、館内の魚たちが次々と「うつ症状」を示し始めているというのです。彼らは人が来なくなった寂しさのあまり、ふさぎ込んでしまったのだとか。中には水槽の隅にうずくまったり、スネて餌を食べなくなったりする魚もいるとのこと。その解決策としてケアンズ水族館は、とてもユニークな方法を実践しました。(略)そこでケアンズ水族館は、魚たちのうつ症状を緩和するため、一緒に泳いでくれるダイバーを雇いました。現時点で3人のダイバーがおり、人との接触が増えたことで、魚たちの良い刺激となっているようです。館長のダニエル・ライプニク氏は「中には子犬のようにダイバーに抱っこされたがったり、足にすり寄って遊んでもらいたがる魚もいる」と話します。米・トロイ大学の海洋生物学者ジュリアン・ピットマン氏は「魚が感情的に敏感なのは、人と神経反応が似ているから」と指摘します。一般的に、人の不安感情やうつ症状は、落ち込んだ時に生じるセロトニンとドーパミンの変動が原因です。実はこれと同じメカニズムが、魚にも存在すると言われています。そのため、犬や猫のように直接触れ合えなくても、声をかけたり、見てあげることは非常に意味があるのです。ケアンズ水族館は、7〜9月を目処に営業再開する予定ですが、心待ちにしているのは魚たちの方かもしれませんね。ナゾロジー https://nazology.net/archives/60253?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter 興味深いニュースでした。私も魚たちのために水族館に行ってあげたいです。水族館が好きすぎて! [ まつおるか ]