2010438 ランダム
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第7話 悪の秘密基地

第7話 悪の秘密基地

ここは、地下の秘密基地、もとい!国連直属の特務機関ネルフ本部で葛城ミサトを待つ面々。

「葛城一尉はなにをしているの?」

ミサトと同年輩くらいの金髪の女性が傍らにいる童顔のアシスタントらしい女性に尋ねた。

「先程、サードチルドレンを保護したとの連絡がありましたが、今は連絡が途絶えています。」

「最後に連絡のあったポイントは?」

「本部直上、約30kmの地点です。」

「すぐそこじゃない!一体なにをやってるのかしら?」

そこに、男性のオペレーターからの報告が次々と入ってきた。

「使徒、本部直上約20kmの地点に到達!」

「画像回復、使徒は前方のオートバイを追いかけている模様。」

「オートバイ上にサードチレドレンと葛城一尉を確認!」

「いったい、なにをやってるのよ、あの娘は。」

金髪の女性、赤木リツコは、頭を抱えてため息をついた。

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「仕方ありません。葛城一尉及びサードチルドレン保護のためにエヴァンゲリオン、発進します。よろしいですか?」

「よかろう、使徒の殲滅が我々の任務だ。葛城一尉及びサードチルドレンは、そのために必要だからな。」

ひときわ高い壇上に座り、辺りを睥睨するように睨み付けながら答えたこの男、実はシンジの父親、碇ゲンドウである。サングラスをかけ、ヒゲを生やした怪しさ爆発の姿である。

「しかし、エヴァを動かすとなるとファーストチリドレンを乗せる事になる。まだ使えるのか?」

長身白髪の老紳士然とした男が問いかける。
この男が、碇ゲンドウの片腕、冬月コウゾウである。

「問題ない、死んでいる訳ではあるまい。」

一方、こちらは地上の3人組。

「来ませんねえ。応援って。」

「す、すぐに来るわよ!」

「応援が来る前に目的地に着きそうですね。」

「冗談じゃないわ!こんなヤツ連れて本部に戻ったら、本部が壊滅しちゃうじゃない!」

「じゃあ、わざと違う方向に行きましょうか?どこが良いです?
リクエストが無いようでしたら、人里離れた怪しいお寺へご案内しますけど?」 

いい加減に真面目にしろ!! 

続く


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