なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

2022/01/26(水)21:53

〇〇のはなし(復路)#4

観光列車(80)

tipsの続きです。復路についてはこの回で最終回になります。 【tips 4:アクセス】 アクセスについては往路に関しても記しておきますが、〇〇のはなしは、新下関発の往路が10時前の9:59分発になるので、中京圏からでも日帰りで使うことが可能です。乗り継ぎに便利なのはひかり531号で、これを使うと新下関で10分強の接続時間で乗ることができます。また、復路で帰る場合は、新下関着は17:50分ですので18:08分発のさくら566号に間に合います。故に、観光列車としては比較的乗りやすいダイヤ設定になっていますので、柔軟に旅程に組むことが出来るでしょう。 【tips 5:復路であれば欲張ってSLやまぐち号に乗れます(※3月からのSL運行日に限る)】 山口の観光列車といえば、SLやまぐち号を思い浮かべる方も多いと思いますが、県内の2つの観光列車は運行ダイヤが近接していることもあり、〇〇のはなしとSLやまぐち号を同日に乗ることはなかなか難しいものですが、実は復路であれば可能です。そこでSLやまぐち号のダイヤを使って乗り継ぎの話を進めていきます。 往路のSLは新山口が10:50分発、津和野には12:58分着です。ここから東萩までは、防長交通の路線バスで1時間30分~40分。津和野発は12:47分発とSLの到着前に行ってしまうので、ここでダイヤ的にアウトとなります。仮に該当のバスに乗れたとしても東萩駅に着くのは14時半。復路の〇〇のはなしは東萩発が14:13分ですから間に合いません。 次に復路です。往路の〇〇のはなしに乗って東萩に着くのは12:52分。ここから津和野に向かうバスは13時。津和野駅に着くのは14:45分。SLやまぐち号の復路は15:45分発ですから、列車の遅延がなければ欲張ったプランが立てられます。ただし、SLやまぐち号はシーズン時は座席が早く埋まってしまうことが多いので、両方の指定券をあらかじめ取っておくことが条件です。 【tips 6:秋芳洞・秋吉台】 回遊ルートして、乗り鉄と絡めて秋芳洞や秋吉台に行くことも勿論出来ます。注意点は東萩からは1日2往復しかバスがありませんので、行って戻るよりも新山口や本数は少ないですが、長門市や美祢などに通り抜けるルート設定で回るとよいでしょう。秋芳洞からは新山口に抜けるバスが1日8~9往復ありますので、詳しくは防長交通のHPでバスの時間をチェックしておきましょう。 防長交通HP ​https://www.bochobus.co.jp/publics/index/195/​ 【tips 7:益田への乗り継ぎ】 18きっぱーや乗り鉄の皆さんにとっては釈迦に説法かと思われますが、この乗り継ぎは結構キーポイントなのです。山陰線の中でも益田~東萩間は優等列車や快速が廃止されてしまった上に本数も1日7往復しかないので、乗り潰しの難所と化してしまっています。ですが、往路の列車に乗れば、東萩からの益田行きは14時発で継げるので非常に貴重です。逆に益田からは9:31分の次は13:11分と4時間近くも開くので、どうしても復路に乗るならば9:31分発がリミットになります。〇〇のはなしは、効率的に山口、山陰方面を乗り潰すのにはものすごく使える列車ですよ。 【tips 8:並行路線もバスを選択肢に入れましょう】 山陰線はtips 7で挙げたように本数が少なく、益田~東萩以外にも東萩~長門市間も本数は同等に少ないので、並行するバスを時間帯によっては使うこともありです。特に使えるのは東萩~仙崎に向かうバスで、1時間で結んでいます。東萩からセンザキッチンで買い物や食事を楽しみ、そこから復路に乗り込むのも十分に選択肢になるルートです。 また、新山口からのスーパーはぎ号は、時間を有効に使える高速アクセスになっているので、現在は1日4往復に減便されていますが、非常に重宝します。ですので、鉄道にこだわるよりも、時間を節約するためには時にはバスを使う必要も出てきます。これは山口県だけでなく他の都道府県でも使える方法ですので、上手に組み合わせて活用していきましょう。 【tips 9:その他の活用法】 角島大橋の絶景写真で有名になった角島や、下関の近郊区間にはなりますが川棚温泉へもこの列車で行くことができます。沿線は意外にも温泉やフォトスポットが多いので、写真のコンクールに出品が出来るようなきれいな構図が撮れたりします。響灘のきれいな夕陽やフォトジェニックな写真も狙ってみてはいかがでしょうか。

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