なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

2024/09/07(土)22:22

海里#1

JR東日本のってたのしい列車(24)

昨日、本ブログ開設後のアクセス数が500000を突破しました。次の目標は鹿児島市の人口とほぼ同じ600000。読者の皆さんの旅の参考書として、このブログを活用して頂けると幸いです。定期の仕事と両立しながら、出べそになるのも楽しみたいと思います。 さて、本日からの乗車記は2019年まで走っていたきらきらうえつの後継で、風光明媚な羽越本線のレストラン列車「海里」に乗ってきました。きらきらうえつはこの乗車記でも載せていますが、酒田まで往路で乗ってきたので、海里では復路で乗った記録を4~5回に分けて振り返っていきます。 海里の往路は新潟発ですが、復路は酒田から始まります。海里の停車駅には、特製の駅名板を掲示して特別感を演出。運行区間は羽越本線の基幹である新潟~酒田間で、きらきらうえつのスジを引き継いで基本は走ります。久々に復活した今年の秋田延長運転は、大雨の影響で流れてしまいました。ただ、今後も定期的に秋田へは顔を出すものと思われます。秋田延長運転の時期は、18きっぷで海里⇔リゾートしらかみを乗り継いで青森~新潟間の移動ができるので、切符が有効に使えます(ただし、ダイヤによっては2日分のきっぷが必要です。)。でも、年に数えるほどしかないんですよねえ・・・。 酒田発は3時過ぎなので、余裕を持って到着。これは発車30分前の様子で、電留線から移動する編成を撮ったものです。海里は4両編成で、リゾートしらかみと同じ両数。座席車や個室、売店があるのは共通ですが、旅行商品用のダイニングカーがあるのが異なる点です。 海里のロゴは水引をベースにデザインされたもので、複雑な意匠です。 ホームに入線するのは発車の約15分前。この日は土曜日でしたが、盆前ということもあり、乗客はやや少なめでした。出発までは撮影タイム。 海里で使われている車両は、観光用のハイブリッド車HB-E300で、前面展望ができる構造です。 展望スペースには近年の車両で標準装備となったコンセントが1カ所あり、パソコンやスマホがここで充電できます。 1号車はオープン座席で、全車指定席です。海里は快速列車のため、指定券を買えば18きっぷで乗ることができます。これはきらきらうえつの時代から引き継がれているので、安価に乗れるのはありがたいですね(^^)。 座席車のシートピッチは1200mm。グリーン車よりも足元が広く、非常に楽です。また、眺望性を重視していることから、座席の配置は進行方向に対して垂直ではなく、やや窓側に向けて配置されています。 続いて2号車。2号車はリゾートしらかみと同じくコンパートメント仕様です。 コンパートメントはこのようになっています。4人掛けの仕様です。 コンパートメントの最大の特徴はコレ。座席を引き出すとゴロ寝ができる構造になっています。最近、ゴロ寝シートを採り入れる車両が増えていて、特に川西康之さんがデザインを担当するJR西日本の車両に、このようなシートがよく見られます。 コンパートメントからの視点。実は酒田~鶴岡間は別途指定券を購入して乗りました。旅行商品としての利用は鶴岡からになるので、それまでは敢えてコンパートメントを確保して乗るという2段構えです。 ゴロ寝シートにするためには、座席をスライドさせる必要があります。使用マニュアルが各個室に貼ってあるので、見ながら引き出しましょう。 もう一方のサイドには室内灯のスイッチやコンセントがあり、個室の環境設定はここからします。ゴロ寝でなくても座席はハイバック仕様になっているので、静粛性と相まってのんびり過ごせるシートです。 この続きは酒田~鶴岡間での車内の様子を見ていきます。

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