沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

2004/11/16(火)18:22

勝手に命名 くいちゃ-ロード

沖縄(30)

旅行最終日の朝、んみゃーちガイドブックを見て平良市内を散歩。お気に入りの散歩コースとなったのでくいちゃーロードと命名しました。理由は、出発地点が、漲水御嶽、終点が、大和井ヤマトガー。クイチャーとは、私の知る限り雨乞いの歌。で、私の好きな漲水クイチャーと、水の出る大和井をかけてそう呼ぶことにしました。(勝手に) では出発!!! まずは、お参り 漲水石垣道(ほんの40m)を上りきると、宮古研究の先駆者ロジア人ニコライ・Aの碑が。彼は、宮古島に日本語のルーツがあると考えていた人。民俗学研究者。シベリアで処刑されたとのことですが、その当時ロシアから何度も足を運ぶなんてすごい熱意です。 碑を後にして、宮古神社を通り抜け、県道58号線へ 県道58号線には、昔ながらの町の風景が見られます。文房具店や、用品店。そんな街道ぞいにいくつもの御嶽を見ることが出来ます。忠導氏仲宗根家の門構えを見た後、仲屋金盛ミャーカ、ユーラジ御嶽、船立堂と続きます。 こんなものも見つけました。 よく見ると 白川里組合集合井と書いてあるようです。いまも昔も、水は貴重だったのですね。 そうこうしているうちに大和井(ヤマトガー)に到着。 説明書きがあります。 大和井は、1720年に掘られたものと考えられており、首里王府派遣の在所役人など一部の者のために使用された特殊な洞井として伝承されてきた。南島の人々の暮らしと石工技術の見事さを示す石造遺跡として類例のないものである。 名称の大和という由来は井戸の構築に携わった者が大和人だったか、薩摩から派遣された役人使用した井戸という可能性もあり、興味深い。 また、この地域には、大和井のほかに一般庶民が利用した「プトゥラガー」や、馬牛のために使用した「ウプカー」等もあり当時の生活様式を知る上で貴重な遺跡群である。 入ってすぐにプトゥラガーがありますが、洞窟の中にあるので暗くて携帯写真とりませんでした。 奥に大和井ヤマトガー。写真はイマイチだけど、結構大きくて石垣が素晴らしい。惚れ惚れ 道をはさんでウプガーこちらで、牛馬がのどを潤したんだな。 さて終点までの所要時間(散策もあわせて)40分ほど。この後砂山方面に向かうとまたちがう御嶽があるが、少々時間がかかるのでUターン あっそうそう、大和井の上は、菊之露酒造所があるんです。 大和井の原水を使っているかどうかは定かでないが、美味しい水のそばに酒造所あり。なんだか納得。 風人さんに大和井すごく感動したので是非行って見てくださいとても良いですよ話して、彼も訪れたらしいがイマイチ興味を引かなかったらしい。蚊に食われた。とのコメントしかなかったから… ううむ。人の興味はひとれぞれだなあ。よく考えてみると私は石垣好きなのだ。首里城よりも金城町の石垣。グスクの石垣大好き。(勝連城の石垣のカーブが最高)で、宮古の石垣は本島のそれと比べて古い。(本島は、空襲で崩れて今あるのは復元したものばかりなのでいやに綺麗) 改めて、私って石垣フェチだったのだあ。 私命名の、クイチャーロード朝早起きしたら散歩してみるときっと昔の宮古島平良市に思いを馳せることができます。

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