(ストーリー)
時は現代もしくは少し近未来。一地方都市ヤマユラでは窃盗・
強盗事件が多発していた。その犯行は大胆で窓や扉をぶち破り、
金庫すらも引き千切るという豪快さにも関わらず、目撃者がおらず、
警察は頭を痛めていた。
そんな折、ヤマユラ署の課長ニウェは刑事課の一同に新人刑事ハクオロを紹介する。
「ク-カッカッカッカッカッカッカッカ…」
アイスマン大学卒でキャリア(幹部)候補として有望でありながら、
その椅子を蹴ってまで、現場に出たいというからニウェが拾ったという。
窃盗事件が未解決の時期に配属されるということは新人は只者ではない
と考えた先輩刑事達は最初の1週間、こぞって自分の相棒にしようと
ハクオロを日替わりで面倒をみようとする。
<月曜日 1日目 クロウの場合> 引ったくり常習犯ヌワンギを
捕まえる為、二手に別れ、袋小路で挟み撃ちにしようとするが…
ク「新人行ったぞー! 捕まえろー!」
ハ「はー、はー、ハイ。止まれー。止まってください!」
ヌ「へ! 止まれといわれて止まるかよ。どけ! ボケ(ドカ!)」
ハ「ぐは! (ドンガラガッシャンガッシャンシャーン)」
ク「馬鹿# 何してやがる! 死ぬ気で止めろー!」
ハ「す、スイマセン」 結局、クロウが一人で捕まえた。
<火曜日 2日目 ベナウィの場合> パトロールを終えた2人。
ベ「ハクオロ君、ちょっと、この車を車庫入れしておいてくれたまえ」
ハ「あ、あの、この車、左ハンドルなんですけど。」
ベ「ハハハ、右と左の違いなだけだ。まっすぐバックするだけだよ」
ハ「はー、わかりました。」 何故か、前進し、大破する車
ベ「ちょ、ハクオロ君、君、免許持ってんでしょ?」
ハ「ハイ、自動二輪免許だけは取得しています」
<水曜日 3日目 カルラの場合> 潜入捜査の為にバーに入る2人
ササンテとインカラが何やら密談している。突然カルラがハクオロの腕を組む。
ハ「(ボソボソ)ちょ、ちょっとカルラさん何ですか?」
カ「(ボソボソ)私達は、恋人同士(の演技)。当たり前だろう。」
ハ「(ボソボソ)はー? いつから、そんなことになったんです」
カ「(ボソボソ)フフ、照れちゃって可愛い。本当になるかい? 坊や」
ハ「(ボソボソ)い、行けません。そんな捜査中に。あっ…△」
カ「馬鹿、追うよ!」 そそくさと逃げ出すササンテとインカラ
<木曜日 4日目 オボロの場合> ユズハの見舞いに行く2人
オ「おい、新人、花買って来い。出来るだけ上等なのをな」
ハ「はい、分かりました。」 ~30分後~
オ「アホかー、テメぇー。鉢植え、しかもシクラメンとは。
うちの妹に恨みでもあるのか? ああー#」
ハ「す、スイマセン。知らなかったんですぅー(TT)」
ユ「まー、素敵な香り、お兄様。そちらの方、許してさしあげたら」
オ「まー、お前がそう言うなら。オイ、新人、今回だけは許してやらー」
お詫びの印にと次に買ってきたのは菊の鉢植えだった。
オ「テメー、もう2度と顔を見せんなーー##」
<金曜日 5日目 テオロの場合> 励まそうとテオロ家に招待される。
テ「まー、兄(あん)ちゃん、色々あるだろうが、くよくよすんな」
ハ「はあ、どうもスイマセン。」 (以下 ソ:ソポク)
ソ「そうだよ。うちの人が若い時は、そりゃー酷いもんだったんだから」
テ「それは内緒にしとってくれよ。ささ、飲みねー飲みねー」
ハ「い、いえ僕は、そのー、飲めませんので」
テ「何でい、何でい、酒の1杯や2杯、飲めねーと出世できないぞ」
ハ「はあ、それでは。(グっ ゴキュゴキュ…)プハー」
テ「何でい。飲めるんじゃいか。ささ、もう一杯… あれ?」
(バタン)ピール一杯で、そのまま倒れこんでしまうハクオロ。
ソ「はーあー=3、アンタ、こりゃ、長続きしないかもね。」
<土曜日 6日目 エルルゥの場合> 盥回しの末、流れ着いたのは内勤。
事務仕事を手伝わされることになる。それでも、コピーすべき原稿を
シュレッダーにかけたりとミスを連発。かくして新人刑事ハクオロは
使えないというレッテルを張られることになった。
(以上は、お約束な駄目っぷりということで了解いただけると嬉しいです。)
<土曜日 6日目 午後> コロシ(殺人事件)の通報があるが、
他の刑事は出払っていたため、署内に残っていたエルルゥとハクオロが
現場に向かうことになった。勿論、エルルゥの運転で。現場は
ヤマユラでも1・2を争う豪邸アムルリネウルカ家の玄関先であった。(↑)
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4月9日の日記参照という事情で「うたがわれるもの」に味を占めて、柳の下の2匹目の
ドジョウを得てみようと、また変な話を書いてみました。
インターネットラジオステーション<音泉>
毎週月曜更新”うたわれるものらじお”の1コーナー
「”うたわれるもの”の続編を考えよう」用 投稿メール
(タイトル) 「つかわれるもの」
(舞台設定) 現代もしくは近未来の刑事ドラマ
(あらすじ)
原作「うたわれるもの」の世界ではハクオロさんはオウロ。
権力者かつ文武両道の完璧(パーフェクト)超人ですが、
今作「つかわれるもの」ではハクオロ(敢えて呼び捨て)は
駆け出しの新人刑事。肉体派ぞろいで現場の叩き上げの先輩刑事に
こき使われるというパシリ(使いぱしり)君なお話。
そのハクオロ。体力ゼロでドジッ子と赴任当時はイイトコなし
なのですが、ある事件をきっかけに認められることになります。
それはプロファイリング能力によってでありました。
今回のエルルゥの役どころは、鑑識。あまりのハクオロさんの
駄目っぷりに最初はお姉さん(先輩)風を吹かせる怒りん坊さんです。
犯罪の影に女の姿あり。しかも少女が?
犯人はアルルゥ(&ムックル)、それともカミュ(ムツミ)?
一応、主要キャラは全員名前だけでも登場しているはずです。
うたわれるもの『ウィキペディア』
プレパラート『ウィキペディア』
プレパラートは、顕微鏡観察を行うにあたり観察対象(試料)を
検鏡可能な状態に処理したもののことである。
通常、光学顕微鏡の観察用に調製(preparation)したものをこう呼ぶ。
(→)しかし、ハクオロは初めて殺人現場を見た訳で、しかもそれが
惨殺死体とあって、現状保全優先のはずの現場でケロケロやってしまう。
当然、怒るエルルゥ。彼女は高い鑑識能力を持っていたので、
通報があって先に駆けつけていた警察官ドリィとグラァに介抱されている
ハクオロをよそに捜査を開始する。一方、壁際で内容物を吐ききり
胃液を出そうとしていたハクオロは、ふと、アムルリネウルカ家を
囲む路地裏の一角で、奥へと点々と続くオイルの雫を発見する。
ハ「あのぅー、エルルゥさん、こちらのオイルの採取もお願いできない
でしょうか?」
エ「はー? その、お好み焼き(嘔吐物)の横のですか? 嫌です。
取りたければ、ご自分でどうぞ。それと、ちゃんと掃除するんですよ」
ハ「せめて、やり方だけでも教えてもらえないでしょうか」
エ「はあ… また、壊されたらコトですから。やっぱり、私がやります。
でも、これって、単なるバイクか車から落ちたものじゃないんですか?
こんなに離れているし、事件とは何の関係もないと思いますけど。」
ハ「いや、この間ベナウィ刑事の高級外車(覆面パトカー)のオイル
ですら、こんなに高純度のものではなかった。念のため、頼む」
エ「頼む-#?」 (笑顔のまま、背景に焔と落雷が鳴り響く)
ハ「ああ、ごめんなさい。お願いします。エルルゥさん。
取っていただけると大変光栄でございます。」 (2に続く)
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ちょっと文章書いたら、2つの日記にまたぐので楽天日記は滞り中。
「ひぐらしのなく頃に~照~」第2章「照返し編」が今週くらいで書き終えるので
溜まっている添付URLは一気に更新します。多分