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【アブホーセン 聖賢の絆(上)(下)】ガース・ニクス ライラエルとサムは、巨大な力をもつ何者かによって操られている友人ニコラスの救出に向かった。めざすは、“紅の湖”。その湖畔では、見えない敵―歴史書にも記されていないほど古い“悪”がじょじょに姿をあらわしつつあった。太古の“悪”の復活―それは、この世の終わり、すべての生命の終焉を意味する。一方、アンセルスティエールでは、古王国国王タッチストーンとサブリエルがテロの犠牲になった。新アブホーセンとなったライラエルは、自分の責任を果たし、罪のない人々を救うために、必死になって敵を追う。だが、彼女を待ち受けていたのは、予想をはるかに超えた惨状だった―。 「サブリエル」「ライラエル」に続く古王国記シリーズ第三部 今回の「アブホーセン」で一応完結になります。 一応…と書いたのは、あまりにも読んだ後に謎が多く残ったから これはあまりにも不完全燃焼だよ~… 主人公は前作にに引き続きライラエルとサメス王子です サメス王子、ものすごいよわっちくて自分の中で"へっぽこ王子"と呼んでいたんですが。 読み進めるうちに、だんだんとしっかりした男性になってきました(笑) でもなんだか女の子に頼りきってる男の人って嫌いだなぁ。王子だから仕方ないのか…?? 物語自体はスピード感があってあっという間に読み終わってしまったのですが、 細かいところを書ききれていなかったのが残念 この壮大な物語を完結させるには若干ページ数が少なすぎたかな?という感じがします。 ライラエルに常に忠実な不評の犬の事についても詳しく知りたかったし、 ニックのことについてもっと触れてほしかったな…と。 (ニックはサメス王子より何倍も素敵…笑) まだまだ"冥界"の静謐で荘厳な雰囲気を味わいたかったし、 ライラエルにはハンドベルでもっと派手に攻撃して欲しかった気がします。 なんだかこの先ハンドベルの音を聴くと身構えちゃいそう(笑) それにしても、このラストってあり…? ファンタジー小説だと思って油断しちゃいけないですね 「サブリエル」のレビューはこちら 「ライラエル」のレビューはこちら 今日で20000アクセス超えました いつもみなさんありがとうございます
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