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ドラフト改革の概要が発表された。
大きな変更は、高校生と大学生・社会人を分けて選択するのと、自由獲得枠を2人から1人にすること。だが、いずれも「改革」とは、ほど遠い。 どうしてまた、複雑な仕組みに変わっていくのだろうか?おそらく各球団の思惑が一致せず、妥協の産物となったのからであろう。どの球団がどんな思惑を持ってどんな主張をしているのか、オーナー会議もオープンにして、他から意見をもらってみたらと思う。 プロ野球の各球団は、従来から「“超”保守的」であることは、昨年の一連の動きを見ていても明らかである。「規制緩和」の政府委員でもあるオリックスの宮内オーナーでさえ、いざプロ野球の話になると、保護主義的な持論をNHKで展開していた。人のことはどうにでもなっても、自分のことになると、そうはいかないようである。 それともうひとつ、セリーグにもプレーオフを導入しようという話。阪神のオーナーだけが、反対したそうである。私も断固反対である。 ダントツの1位で優勝が決まってしまうと興味がそがれるというが、最後まで盛り上げようとするなら、せめて前期・後期の対等なプレーオフで十分だ。対等な地位のチームが最後の勝負を決して初めて意味がある。 それを、現在のパリーグのように、3位と2位の勝者が1位と戦うなんてことにするのなら、ペナントレース軽視も甚だしい。昨シーズンのダイエーも、言うに言えない歯がゆい思いをしたことだろう。 現在のパリーグも、1年や2年は盛り上がるかもしれないが、恐らくその後は逆にペナントレースが面白くなくなるだろう。3位までに入れば、まだ優勝の可能性があるんだから、確率1/2。そんなに難しいことじゃない。 しかし、そんなことなら長い長いペナントレースなんかやらずに、最後にトーナメントだけでイイのでは?と思ったりする。 ドラフトも、プレーオフも、これ以上プロ野球ファンが離れないように考えないと、球団も自分たちの利害ばかり考えていては、ますます人気は落ち込んで行きそうな気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/20 06:35:06 PM
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