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得意先が何らかの理由で支払いを遅らせてほしいとか、手形をジャンプしてほしいとか言ってきた場合、今回その要求を呑むかどうか判断する前に、果たしてそれが1回限りのものか、しっかり把握して判断しておられるか?
なぜなら、得てして、1回に限らない場合がほとんどと言ってよいからである。その状態に陥った時点で、計画性がないか、致命的な傷を負った可能性が高い。放っておくと事業内容はどんどん悪化し、滞留売掛金が、じわじわと更に大きくなっていくのがオチである。 どんどん膨らんで、その挙句にパンクするなら、最初にいきなりパンクさせて被害を最小限に収めるのが、最も賢明である。それが嫌なら、親戚でもどこからでもお金を集めて来させて回収してしまう。これしかない。 さらに、無理を言って支払いを待ってもらっているのは、自分の会社以外にどこがあるのか聞いてみていただきたい。聞いてみると、税金も社会保険料も払い、銀行にも借入金を返し、他の仕入先にも支払って、結局遅れるのは、うちの会社だけなんてケースも多い。 その場合、うちの会社は「最も無理を聞いてくれるヒトのいい会社」と相手から評価され、「この会社ならうちの損害をかぶらせても大丈夫だ」と思われていると考えた方がいい。ハッキリ言って、見下されている。 もっと冷静になれば、相手の会社は「うちを殺して自分が生き残ろうとしている」と考えるべき。どうせ先になっても支払いできないとわかっている借金を、1社のみに、どんどん膨らませていくなんて、実質的にうちを殺そうとしているのと同じ。自分が生き残るのに、何でうちが殺されないといけないのか? そんなことにならないように、普段からしっかりと与信管理を行っていないと、ふと気づいたときにはもう遅い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/10 03:36:07 PM
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