2005/10/27(木)00:27
短期決戦
戦いには、長期に及ぶものと、短期で決まるものがある。
長期では通用したかもしれない作戦も、短期では、上手くいかないかもしれない。
もちろん、逆のこともあるから、一概にどの作戦がどうということは、言えない。
しかし、最終的には、敗れたとしても、大方の納得を得られる作戦であったかどうかが問題となる。
「先手必勝」という言葉があるように、短期では、まず主導権をとった方が強いと言われる。
その先手を取るために、惜しみなくエネルギーを注ぐことも、短期決戦では、その重要性からしても、否定されはしないだろう。
長期戦では、息切れもあるかもしれないが、短期では、息切れも何もあっという間に、戦いが終わってしまう。
短期とわかっているのなら、長期戦にはない、違った戦い方が必要である。
それを、全く動かず、最後になって慌てても、「時すでに遅し」となってしまう。
「静」と「動」、いずれを選ぶかは、大将が行う最も重要な判断である。それによって、結果に大きな違いが出たりする。
いずれにしても、終わってしまってからでは遅い。
古人の教え、「孫子の兵法」でも、勉強しなければならない。