|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昔、俳句をかじっていたことがあった。
10年ほど前だ。 というか、ある時期は寝ても覚めても俳句の事を考え(^_^; 月に2度ほど句会に出向き、自分でつけた俳号を持ち、俳誌に投稿し、電車の中で歳時記を読んでいた。 それが、引っ越してからはなかなか句会にも出られなくなり、 頭の中もだんだん俳句頭にならなくなり、 会には入っているが投稿はせず読むだけ、という生活が続いていた。 読めば「作りたいナァ」と思うのだが、なかなか作るにまで至らない。 仕事から帰ると、その頃入っていた会の先輩で、京都に住むすごくステキな女性がいたのだが、その方から句集が送られてきていた。 火箱游歩句集「雲林院町」 もう、何年もお会いしていないし、私は以前の会をやめてしまって別の会に入っているし、 年賀状も失礼している状態なのだが、句集を送って下さった。 すごーくうれしかった。 まだ全部を読んでいないが、以前と変わらず、とても良い句集である。 なんともボキャブラリーが少なくて、「良い句集」なんて表現しかできないんだけど。。。 游歩さんは、以前お会いした時、私が 「これからも頑張ります」と言うと、 「頑張らなくてもいいのよ。楽しく俳句ができれば、ぜんぜん頑張らなくてもいいんだからね。」 とおっしゃってくれて、ハッとした事があった。 そうだ。楽しくなくちゃいけない。頑張るだけならつらくなるだけだ。 游歩さんの句集の、読んだ前半で気に入った句 金魚にはきつと歪んでゐる私 深海魚なるここちして蚊帳の中 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/02 10:05:53 AM
|