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カテゴリ:自分
2学期も終わりに近づいた頃のことだった。
僕はクリスマスや正月のことで頭がいっぱいだった。 京香のことは好きだったけど,一緒にいたいとかそういう願望はなかった。 願望がなかったというより,その当時は,好きだという感情があっても,この先どういう行動をすればよいかわからなかった。 そうこうしてるうちに終業式の日,京香が「クリスマスってなんか予定ある?」と尋ねてきた。 「うーん,家でクリスマスするくらいかなぁ」 「じゃ,お昼に会えないかなぁ?」 「ん?いいよ~なにする?」 「ちょっとね♪」 僕は頭をフル回転して,いろいろ考えた。 ひょっとして。。ひょっとしたら!? 僕は淡い期待を抱いて,クリスマスの日を心待ちにした。(つづく)
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Last updated
2009.06.16 07:51:12
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