一期一会

2008/07/31(木)00:55

在香港...  

香港のこと(44)

月曜日から、出張で香港に来ています。 今回のフライトでは、セントレアを離陸してまもなく大きな入道雲があり、その横を掠めるように通りました。 ご覧のような、もくもくした綿菓子のような雲が、すぐ傍で掴めそうなくらい、、、 機内から見る雲は、地上から見るものとはまたアングルや距離感が違うので、退屈な空の旅の中での楽しみの一つとなっています。 機内で見た映画は、吉永小百合さん主演の「母べえ」。 戦争をはさんで、次々とつらい出来事がある中で、子供を守ってたくましく生きる「母べえ(かあべえ」の姿に、とても感動しました。 またまた、機内で涙をそっと拭きながら見ていた私です。(笑) さて、香港空港への着陸態勢に入り高度はもう300メートルくらいしかないのに、まったく地上の視界が利きません。 曇っているわけではないのに何故だろうと思ったのですが、後でスモッグだとわかりました。 セントラル(中環)サイドから見ると、九龍のビルも霞むくらいで、この日は大気汚染がひどかったですね。 さてそんな中、本日は深センへ行って来たのですが、羅湖のバスターミナルの傍を通ると、なにやら行列が出来ています。 好奇心旺盛な私は、ほかの中国人に混じって見てみると、どうやらバスの乗客検査のようでした。 もちろん普段はほとんど検査などないのですが、最近起きているバス爆破などのテロの影響でしょう。 ご存知のように、中国ではバスは日常の市民の足としてとても重要な存在ですから、これに乗らないいわけにはいかないと思います。 ただ、膨大な数のバスが数え切れないほどの人を運んでいるので、自ずと警備にも限界があります。 私は、この日バスには乗りませんでしたが、私が乗った地下鉄でも警備はかなり厳重でした。 羅湖駅の改札には、検査のためのデスクが置かれ、紺色の制服を来た警備員の3人ほどの人が不審物などをチェックしていました。 また車内やホームにも警備員が歩いていて、不審物がないかなどをチェックしているようでした。 そして訪問先のビルの着き、エレベータに向かうと、ロビーで係員に止められてしまいました。 何故か理由を聞いたら、7月20日から、ビルの入場には登記が必要だから、身分証(IDカード)を提示しろと言います。 確かに張り紙にはそのよう書いてあります。 仕方なくパスポートを見せると、身分証(IDカード)はないのかと聞くので、私は中国人ではないのでパスポートしかないと説明しましたが、この係員は良く知らないのか、頑として入れてくれません。 仕方なく先方に電話して、下まで迎えに降りてきてもらい、ようやく入ることが出来ました。 警備が厳重になるのは、安全上止むを得ないことだと思うのですが、もう少し柔軟に対応できないものかと感じますね。 何故オリンピック競技をやらない深センでも、このように警備が厳重なのかと先方の中国人に聞いてみたら、そういう都市はすでに警備体制が出来ているので、逆にまったく違う場所が狙われるのではないかとの憶測があるようです。 いずれにしても、何事もなくオリンピックが開催され、成功のうちに終わることを祈るばかりですね。 さて、今回の香港滞在中にも、仕事の関係に関わらず、何人かの方と再会し食事などもさせていただきました。 お一人は、5年ほど前に私が香港へ駐在することになった頃に、日本でお世話になった方ですが、今は彼の方が香港に駐在しているとのことで、一緒に食事をしました。 当然ながら、駐在員の苦労話が酒のつまみとなり、夜もあっという間に更けていきました。 日本に帰ってからも、香港に出張などで来る際には、仕事に関係なくいろんな方と会って、話を聞かせていただくようにしています。 私自身、それが自分の見聞を広め、また成長にもなると思いますので、これからも極力機会を見つけてはそのような場を作っていこうと思っています。 さて、香港のこのまとわり着くような暑さを久々に思い出しながら、もう少し仕事を頑張っていこうと思います。 それでは、皆様、今週も頑張りましょう! P.S.羅湖商業城で見かけたナナちゃんのぬいぐるみ。たぶんニセモノかな(笑)? でもグリーンカラーは売切れてしまって、他の色のみでしたが、誰か買うんでしょうかね。

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