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カテゴリ:お出かけ
この週末は、ここ信州でも桜がほぼ満開となりました。
信州を代表する桜の名所と言えば、やはり高遠城址公園でしょうか。 吉野や弘前とともに、三大桜名所と言われるだけあって、その人気は凄いですね。 私も例年、混雑を避けて夜桜を見に行っていたのですが、いつも夜桜ばかりではと、今回は無謀にも日中に行ってみることにしました(笑)。 お天気は生憎の曇り空でしたが、何とか雨は降られずにすみました。 高遠の桜の時期は、公園を中心に渋滞がひどく、週末などはまともな時間に行ったら、大渋滞にハマることはわかっていました。 そこで比較的空いていそうな時間帯を選んで、今日(日曜日)の午後3時頃に行ってみました。 R361経由で伊那から高遠へ向かうと、途中渋滞につかまることもなく、スムーズに街の入り口へ到着。 鉾持神社にほど近いこのあたりは、短いながら三峰川によって作られた急峻な絶壁が続き、道路はその崖を這うように走って行きます。 車を脇に止めて、ここから高遠の街並を見渡すと、渓谷の左手奥の市街地より一段高い丘に、まるでピンク色の雲が広がったような高遠城址公園が見えました。 右手に目をやると、そこには残雪の南アルプス仙丈ケ岳(3033m)の優美な姿がありました。 高遠の街並 posted by (C)Nao 高遠市街に入ると駐車場探しですが、公園近くの駐車場は混んでいるので、私はいつも少し離れた町民グラウンドに設けられた無料駐車場を利用します。 ここから公園へは15分ほど歩きますが、ちょうどいい運動にもなります。 また行き帰りに、景観を意識した風情のある商店街を通るので、食事や土産にも困りません。 駐車場は国道の通る段丘を下りた三峰川沿いにあるので、そこから道路まで階段を登って行きます。 その登りきった道路の脇には、見事な桜並木があって、枝に手が届くくらいです。 そして実はこの辺りが、とても素敵なビュースポットなんですね。 先ほどは、はるか遠くに見えた城址公園が、かなり近くに見えて来ましたが、ピンクの雲のようだった公園一帯がさらに広がり、それはまるで綿菓子のような感じです(笑)。 高遠城址公園 posted by (C)Nao 道路脇の斜面から下方を見ると、斜面から伸びた桜の枝の下に、小さな畑が広がっていました。 それは特別何もない桜と畑の風景なのですが、のどかで落ち着いたその雰囲気に、癒されるようでしたね。 桜の風景 posted by (C)Nao 駐車場の出入口の道路も、見事に咲いた桜の花に包まれていて、まるで桜のトンネルのようでした。 こんな何気ない場所さえも、素晴らしい桜が迎えてくれると言うことに、地元の方々の意気込みが感じられましたね。 桜トンネル posted by (C)Nao ところで高遠の桜は、タカトオコヒガン桜と言う固有品種だそうで、赤みがかった色が特徴です。 それは戦国時代末期に、織田勢の信濃侵攻に対し、武田軍の要衝であったここ高遠城で、最後まで戦って散っていった、武田家嫡男仁科五郎盛信らの血の色などとも言われています。 タカトオコヒガン桜 posted by (C)Nao ここ高遠は、むろん城址公園の桜で有名なのですが、いたるところに、こうした素敵な桜の景観があるんですね。 さて城址公園の桜の写真ですが、やはり実際に行ってご覧いただいた時のお楽しみと言うことで、ここでは掲載いたしません(笑)。 えっ?城址公園の桜の写真を期待していたのにって?それは、ごめんなさい(汗)。 でも他にも、大勢の方がブログなどで紹介されているようですので、ご興味のある方はネット上でご覧になってみてくださいね。(私のブログの夜桜日記はリンクしておきますので。。) でもここは、「天下第一の桜」と言われるほどですから、たとえ渋滞を覚悟しても、行って観るだけの価値はあると思いますよ。 また戦国時代のみならず、江戸時代の保科正之の活躍や、大奥の絵島生島事件などの歴史を秘めた高遠の町についても、できればまた別の機会にご紹介できたらと思っています。 鉾持神社 posted by (C)Nao にほんブログ村 高遠の桜に関する過去の日記 2008年4月19日 「高遠城址公園の夜桜」 2009年4月17日 「天下第一の桜」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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