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テーマ:鉄道(23039)
カテゴリ:鉄道
今回は「鉄道橋」のお話なんですが、日本の鉄道橋と言えば、兵庫県にある山陰本線の「余部鉄橋」が有名ですね。
全長は約311m、高さが約41mもあり、11基の橋脚を持つ「トレッスル橋」という形式で、その独特の形や鮮やかな朱色が、鉄道ファンや旅行客にも人気だったようです。 余部鉄橋 posted by (C)Nao 1912年(明治45年)に完成以来、実に96年もの歴史を持つこの余部鉄橋ですが、となりに新橋が完成したことにより、この7月16日を以って列車の運行が終了、ついに取り壊されるようです。 「余部鉄橋」と聞くと、1986年に、通過中の回送列車が強風にあおられて落下し工場を直撃、6名の方が亡くなると言う事故が発生したのが、まだ記憶に新しいですね。 その事故の結果、架け替え論議が活発になったのですが、一方で歴史的な建築物であるこの鉄橋を残そうと言う意見もあり、結局一部の橋脚と橋桁は保存されることになったようです。 私はこれまで余部鉄橋に行くチャンスがなく、残念ながら実物は見られずじまいとなりそうです。 でも保存される橋の一部からも、当時の姿は偲ぶことができそうですから、いつかは訪ねてみたいですね。 さて、その余部鉄橋を遥かに凌ぐ鉄道橋が、イギリスにあるのをご存知でしょうか? それは、スコットランドのエディンバラ郊外に有る「フォース鉄道橋」で、ギネスブックにも「世界最大の鉄道橋」として登録されています。 「鋼鉄の恐竜」の異名をとるその橋は、高さが110m、全長が2528mにも及ぶ壮大なスケールの橋です。 完成したのは、余部鉄橋よりもさらに古い1889年と言いますから、すでに120年以上も経っているのですが、その雄姿からはまだまだ健在といった様子です。 フォース鉄道橋 posted by (C)Nao (画像をクリックして、フォト像でサイズを大きくしてご覧ください) 写真をご覧いただけるとわかるように、高さ110mもある三つの菱形が、まさに並んで歩く恐竜のようにも見えますね。 そしてありがたいことに、この橋は今のところ、架け替えや取り壊されると言う話はないので、この「恐竜」をいつの日か、この目で見てみたいものです。 ところで、私が最近読んでいるのが、「地球の歩き方:ヨーロッパ鉄道の旅」と言う本。 今回ご紹介したイギリスを始め、ヨーロッパ各地の鉄道旅について、綺麗な写真と臨場感あふれる記事で紹介していて、読んでいるだけでも楽しい本です。 ヨーロッパ各国の鉄道の乗り方や駅の様子、タイムテーブルなども載っている、まさに鉄道旅のバイブルのような本です。 いつかこの本を片手に、「ヨーロッパのんびり鉄道旅」をしてみたいですね。 地球の歩き方/ヨーロッパ鉄道の旅 posted by (C)Nao にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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