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カテゴリ:日本での生活
東日本大震災から二週間が経過しました。
現在多くの人たちから、被災者支援のための義援金が寄せられていて、日本赤十字社だけでも229億円を突破したと言います。 海外からの支援も多く、こうした多くの人たちの気持ちが本当にありがたいですね。 ただ、重要なのは最初だけでなく、長く継続的な支援なのだそうで、これは確かにそう思いますね。 ところで海外からの義援金の中でも、とりわけ台湾の金額の規模が話題になっています。 その金額は、3月25日時点で57億円を突破したそうで、人口2300万人しかいない九州ほどの大きさの台湾で、これは大変なことだと思います。 台湾では、3月18日にチャリティーイベントも行なわれ、台湾を代表するスターらのほか、馬英九総統やサッカーの元日本代表の中田英寿、台湾出身の歌手ジュディ・オングさんらも駆け付け、集まった義援金は当日だけで8億台湾元(日本円で21億円)になったそうです。 イベントは生中継され、その間、視聴者らから義援金を受け付け、イベントに合わせて被災者支援の歌「Believe」もつくられ、ミュージックビデオの冒頭には馬総統が「愛を信じ、希望を信じ、未来を信じ…」とのせりふを吹き込んでいます。(最初の1分間は無音声) 今回おこなわれたチャリティーイベントは『相信希望 Fight & Smile(希望を信じよう)』と名づけられ台湾赤十字と大手テレビ局が共同主催し、人気スターを総動員する形となりました。 出演したのは、日本でも活躍する台湾出身タレントのジュディ・オング(翁倩玉)やビビアン・スー(徐若?)をはじめ、私の好きなS.H.Eやジョリン(蔡依林)、ジャム・シャオ(蕭敬騰)、メイデイ(五月天)、アーメイ(張恵妹)、フェイルンハイ(飛輪海)など、台湾トップクラスの人気歌手やグループが出演。 ところで、なぜ台湾の人たちがこれほどまでに日本の震災への支援をしてくれるのでしょうか。 確かに台湾人は総じて親日的ですが、どうもそれだけではないようです。 そこにはかつて彼らが体験した台湾中部での大地震も影響しているのだそうです。 記憶にある方もいると思いますが、台湾では1999年9月21日に、台湾中部の集集という街を震源にしたマグニチュード7.6の大地震(921大地震)に見舞われ、その被害は死者約2400人、負傷者は約11000人にのぼりました。 台湾・集集武昌宮 posted by (C)Nao その時の記憶が、今回の震災に見舞われている日本をみて、支援の手を差し伸べたいという気持ちにしたのではないでしょうか。 一衣帯水の隣国である日本、また同じ地震の多い島国として、他人事とは思えなかったんでしょうね。 また台湾の地震の時には、各国からの支援の中でも日本の支援が最大のものだったようで、そうしたことへの恩返しの意味もあるのだと思います。 いずれにしても、復興に向けた資金の必要な時に、本当にありがたいことですよね。 台湾・集集線と地震で傾いた鉄塔 posted by (C)Nao この前の台湾での鉄道旅行の際には、この地震の被災地である集集へも立ち寄りました。 震災からはすでに復興を遂げていましたが、途中には斜めに倒れかけた鉄塔や、地震で倒壊した建物(集集武昌宮)も保存されていて、地震の爪痕を垣間見ることができました。 一時期は不通となっていた鉄道の集集線や壊れた駅舎は今では修復されて、台湾の人気 ローカル線となっており、集集の街は気軽な観光地として大勢の人でにぎわっているようでした。 台湾・集集車站 posted by (C)Nao 日本の被災地の方々も、今は本当に大変だと思いますが、こうした台湾の人たちの地震から復興した姿や支援の思いが、少しでも街の復興への希望を信じることにつながっていけばいいなあと感じます。 台湾では、小学校の1年生も、日本を応援してくれているみたいですね。 日本加油! 頑張れ日本! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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