入院して、早1ヶ月半が経ちました
CT、MR、腹部エコー、ガリウムシンチ検査、小腸造影検査・・・3歳で色々な検査をやった
私ですらやった事の無い検査をいっぱい・・・
小腸造影検査の結果、特に狭窄(腸が狭くなってしまう事)などは見つからなかった
だけど、腸の動きが異常らしい
ついに小腸カプセル内視鏡を行う事に
カプセル内視鏡は、小腸など、通常の内視鏡検査のできない部位で行われる
体にレコーダーの器具を付けて、1秒間に2枚
合計5万枚も撮影する
小児の小腸カプセル内視鏡をやってる病院は少ない
今回は都内の成育医療センター で検査する事になった
ただ、夏休みは入院患者が多くてベッドが空いてない
ひたすらベッド待ちで、成育医療に行く事になったのは、10日も経ってからでした
その間にリュウタの症状は変わらなかったけど、8月の15日頃から痛みで叫ぶ事が減ってきた
と思ったら、翌日には笑顔
ほんと1ヶ月ぶりの笑顔だった
原因が分からない為、投薬もせずに点滴のみで頑張ってたけど、ようやく自然治癒の兆し
成育医療センターは小児の医療機関で、東名の東京インターから見える12階建ての大きな病院でした
私は毎日、高速に乗って1週間通ってました
この日、朝元気だったリュウタ
やっぱり移動疲れで、夕方、腹痛と嘔吐
担当医の先生に呼ばれると、「大学病院のデータを見たところ、腸が狭くなってる場所があってカメラが通らない可能性がある・・・」との事
その場合、開腹してカメラを取り出す手術をしなければならないらしい
それでも今年この病気で3回も入院して苦しんでる
もう原因をはっきりさせたい・・・
私は「カプセル内視鏡をやってほしい」と頼んだ
担当医も「分かりました」と・・・
ところが、2時間ほどして担当医が画像を拡大して持ってきた・・・
「これだけ細くなってるとカメラは通らないでしょう・・・」と・・・
「カメラが引っかかって、手術をするなんてリスクが高すぎます」と・・・
さすがに私も「分かりました・・・」
「では、パテンシーカプセルだけお願いします・・・」と
こちらの病院の先生の熱心な対応を感じ、先生にお任せする事に
パテンシーカプセルとはダミーカメラの事
本物のカメラとは違い、大きさ、形状は同じだけど溶けるカプセル
小腸などの狭窄や、カメラが通るか分からない場合に事前に同じ大きさのカプセルを飲んで、カプセルが通るか試す、消化管開通評価らしい
なんと、このカプセルの保険適用は2012年7月
まさに1ヶ月前でした
もしかして、小児でパテンシーカプセルをやるのは我が子が初めてかもしれない
肛門からカプセルが潰れて出てきた場合は腸が狭く、カメラが通過できないとの判断で、カプセル内視鏡の実施は不可
長さ2.5cmのカプセルは幼児には飲み込めないとの事で、全身麻酔をかけて十二指腸にカプセルを落とす
翌日、浣腸をかけられて出てきたカプセルは、変形もしてないキレイな形のカプセルでした
ただ、小児の場合、全身麻酔は2週間、間を空けなくては駄目で、本物のカプセルはすぐにはできず、今回は開通の評価のみで終わった
「次回症状が悪化した時にはカプセル内視鏡が行えます」との事
今回こそは・・・
と期待してた検査
またも、病名の分からない状態で元の病院へ戻りました・・・
そして、食事再開で病状が悪化
笑顔が見れたのはたったの10日間だけでした・・・