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テーマ:レンタル映画(817)
カテゴリ:映画・TV・音楽・本・芸術
秋の夜長…
昨日、夫は遅くなると言い残して出社。 子供を寝かせ、家事をすませると、私一人の静かな時間です。 お酒を楽しむわけでもない私。 今、はまっている本もない状態で… そしてまた、レンタルで映画を観てしまいました。 今回のチョイスは「君に読む物語」 新作でレンタル開始になったばかりの作品です。 美しい年老いた養老院で暮らす女性に、 定期的に通ってきて物語を読み聞かせる同年代の男性。 その物語は、 若くしてひと夏の恋に落ちた若者が、 身分の違いで引き裂かれ、 絶望とともに違う時をすごし、 それぞれに幸せを見つけようとする中再会し、 さて、一体どうなるのか… というお話。 男性は、なぜこの話を女性に読み聞かせるのか、 そこにはどんな奇跡が待っているのか… そして、物語が終わった時、二人はどうなるのか… 情熱的な若い恋に、 穏やかな年老いた人たちの思い… 激しくて、切なくて、悲しくて、キラキラしていて… そんなお話でした。 どんな人にもこういうキラキラした時代があって、 そして、いつか穏やかな時が訪れる… そんなことを感じるお話でした。 私は今、その中間にいるのでしょうか。 激しく情熱的に恋する時代を過ぎ、 穏やかな優しさに包まれる晩年へと向かって… 一番恋や愛から遠ざかっている時代なのかもしれません。 若いころのように、突っ走るだけの恋はもうできないし、 情熱的に気持ちをぶつけることもありません。 一緒に暮らしているパートナーにも、 しみじみとした思いはおざなりになりがち… 本当に日々に追われているのかもしれません。 若いころの思いは相手に気持ちを求めてしまうけれど、 だんだん、相手に求めない、 そんな思いが大事にできるようになるのでしょうか。 命が尽きる時が来ても、 自分のパートナーを穏やかに大切にしていられるのでしょうか。 色々なことを考えました。 ただ、私としては、期待していたよりは感動は薄かったかな… 同じようなお話だったら、 やっぱり「マディソン郡の橋」のほうが感動したし、 観たときの余韻は大きかったかもしれません。 それはまだ私が若くて、 「マディソン~」のような一瞬の、禁断の恋を、 まだ自分ができるんじゃないか、という幻影を、 抱いているからなのかもしれないですね…^^ 若さをあきらめていない、という証拠。 (誤解なきよう、もちろん願望のみですから…) もう少し年を重ねて、 子供も巣立っていくような年になれば、 こちらの映画の深さ、本当の素晴らしさ、が 感じられるのかもしれないな、と思います。 そういう年頃になったら、もう一度観てみたいかもしれません… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 26, 2005 09:22:02 AM
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