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テーマ:トリノ五輪(2)
カテゴリ:スポーツ
もうすぐトリノ五輪が開幕しますね。
楽しみな競技はたくさんあるのですが、 開幕するとすぐにあるのがジャンプ競技。 以前から言っていますが、私は岡部選手に注目しています。 そのジャンプ競技。 色々なレギュレーションが変更され、 今では長野五輪とはまったく別の競技だと選手たちも語ります。 その一つがウェアの変化。 長野の頃はぶかぶかのウェアを着る選手が多かったのに、 最近の試合では、身体にぴったりしたものを着ている… それはなぜなんだろう、と思っていたら、 先日新聞に、その謎を解明する記事が載っていました。 実は長野のころは、このぶかぶかウェアを利用して、 身体とウェアの間に空気を溜め込んで飛距離を伸ばす、 というジャンプが流行していたのだそうです。 そうなると、有利なのは、体重が軽いこと。 というわけで、長野のころは、 選手たちは無理なダイエットを繰り返していたのだそうです。 当然、選手生命は短くなります… これは健全なスポーツの観点から言うとどうなんだ? ということになり、もっと技術やパワーを競う競技に戻そう、 と、ウェアの規制がされるようになったそうです。これが2000年から… 今では、ウェアのあき、緩みはセンチ単位で規制されているそうで、 試合前のチェックに通らなければ、その場で失格なんだそうです。 その結果、選手寿命が延びたといいます。 無理なダイエットで、ピークが短くなっていた選手たちが、 身体をしっかりと作り上げ、 技術、パワー、経験を武器に長く飛べるようになってきた、 ということなんだと思います。 そうか… だからベテランと言われる岡部選手も、 いまだに現役、しかもトップとして、 頑張り続けることができるんだな、と思いました。 単に日本の選手層が薄い、ということではないんですね。 「今は身体だけで揚力を作る時代です」と岡部選手は語りました。 揚力というのは、板と自分の身体で空を飛ぶ力… 板の長さも規制が厳しくなり、 より原始的なパワーで飛ぶ競技へと、ジャンプは進化をとげたんですね。 いや、原点に回帰したというべきか… どちらにしても、そういう思いを持って、 ぜひトリノのジャンプを見てみよう、と思います。 原始的な「飛ぶ」ということを目指して、 岡部選手は、いえ、原田選手も、なにを積み上げてきたのか… 思う存分表現してほしい、と思います。 頑張れ、岡部選手!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 6, 2006 10:05:22 AM
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