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テーマ:トリノ オリンピック(362)
カテゴリ:スポーツ
やりましたね!
本当にやりましたね! 早朝から、夫も目覚ましかけてソワソワ… もちろんお目当ては女子のフィギュアのフリーの演技。 どうしてこうもフィギュアは人々の心を魅了するんでしょうね。 私も涙涙で朝から感動を味わわせてもらいました。 おめでとう! 本当におめでとう、しーちゃん…(荒川選手のことですよ^^) ノーミスで滑りきったしーちゃんに、 途中から会場をすっかり自分のものにしてしまったしーちゃんに、 滑りきったあと、すがすがしいとてもいい顔をしていたしーちゃんに、 本当に本当に感動させてもらいました。 人事を尽くして天命を待つ、とはこのこと… ベストの演技を見せて、あとは結果を待つだけでした。 そして見事に★「金」★ この結果には、心からの賛辞を送りたいと思います。 一度引退を決意したしーちゃん。 そこから気持ちを上げてくるのはどれだけ大変だったでしょう。 演技のレベルを上げるために、 「イナバウアー」を新たにレパートリーに加えるべく、 練習を日々積んできました。 靴が合わなかったり、コーチを代えたり、 アクシデントが続きながら、 それでもなお、彼女はこの日の演技の完成度のために妥協しませんでした。 トリノ入りの直前に曲を変えたこともまたそうです。 何度も滑り込むことが大事、と言われているフィギュアの中で、 直前の曲の変更は無謀と報道されたこともありました。 でも、彼女は「私はスケートで曲を表現するだけ」とそれに耳を貸さず、 トリノ入りしてからは、 自分の選択への自信が顔に表れているいい状態に持っていっていました。 それもこれも、フリーでのこの演技のため。 会場を一体にする、 自分の世界をあますことなく表現し人に感動を与える、 この瞬間のために積み上げてきたことです。 魔物が住むというこの大きな大きな舞台で、 プレッシャーをまた味方につけて堂々と滑りきったことは、 メンタルと高度な技のバランスだけがもたらすことのできる、 一瞬の芸術品だったと思います。 我が家のコロ助がブレイキンをやるようになり、 このことがとても身につまされて感じられるようになりました。 色々な体系の技をバランスよく配置している演技の構成。 会場を味方につける魅力のある演技。 本番のプレッシャーに負けない精神力。 そういいながら、すべてを本番で出しきることの難しさもなお… 期待してみてくれている観客を裏切らない演技を、 そう思えばこその更なるプレッシャーに勝つことも、 結局は練習に裏打ちされたメンタルとスキルのバランスが大事で… フリーの演技の日の前に、 コロ助がぼそっと言いました。 「僕がミキティなら4回転は飛ばないよ」 なんで?と聞くと、 「練習でいちかばちかにしかできないこんな大きな技は、 絶対に本番ではできないと思うから…」 うーん、納得です。 彼も彼なりに、自分の感性で、 今回のフィギュアを感じ取っていたのでしょうね。 今朝は、 「ショートプログラムもフリーも荒川はミスをしなかったのがすごい」 「やっぱりイナバウアーをやろう、と挑戦して練習したのがすごい」 と言いながら学校に行きました。 「あれだけお客さんが応援してくれたら燃えるよね」 とも言っていました… 歓声の中で踊ることの感動、喜び… そういうものも感じているのかな… コロ助も、チームとして始動してから、 練習ももちろん積んでは来ているけれど、 それなりの評価もまたいただいて、 さらなるスキルアップのためにまた練習を積んでいく時。 見ている側の要求もだんだんと高くなっていき、 踊っている自分の満足度もレベルが高くなっていく中で、 大切なのは技とメンタルのバランス… 技を増やし、自分の懐を深くしていってこそ、 踊りでのびのびと表現して感動してもらえる、という結果があるんですよね。 目先の結果ばかりを追わずに、 引き出しを増やしてあげられるように、 私もコロ助を見守っていきたい、と感じました。 技だってまだまだ数が少ない状態。 しーちゃんがイナバウアーに挑戦したように、 新しく、難度の高い技を身につけていくことも、 その後の自分の成長には本当に大事。 練習で一つ一つの技に自信をつけて、 「僕のダンスを見て! 楽しんでいる僕を見て!」 という表現ができるように… しーちゃんを見習ってがんばろうね^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 24, 2006 09:37:10 AM
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