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January 15, 2007
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数日前になりますが、DVDで映画鑑賞をしました。
今回観たのは数本ありますが、
その中でも私の心に突き刺さったのは


「ホテル・ルワンダ」


です…
公開される前から、アメリカのショービズなどで話題沸騰だったこの作品。
日本ではなかなか大手の映画配給会社が買い取らず、
公開されないんじゃないか、という感じだったのですが、
ファンたちの「観たい」という声が届き、
やっと公開にこぎつけた、という作品です。
(観終わると、なぜこれを買わないのか、配給会社のバイヤーの気持ちがわかりません)
世界的には大変話題でもありましたし、
アカデミーはじめ、たくさんの賞にノミネートもされた作品です。

ストーリーは…
民族同士の紛争から一部の急進派が暴走し、
ひどい大虐殺へと発展してしまったアフリカ、ルワンダ。
政府が崩壊してしまい、軍部もコントロールを失い、
国連軍も、自分たちの身が危ういから、と撤退を決定。
罪もない人々が、自分の民族性ゆえに殺戮を恐れて日々を過ごす…
そんなひどい状態になってしまっていた。
対立する民族を妻に持つホテルマンのポールは、
軍部や国連軍、対立する民族の商談相手ともうまくやりながら、
フランス系のホテルの支配人を任されていた。
崩壊していく国の中で、軍も会社も国連軍さえも助けてくれず、
罪もない孤児、知人、近隣の人たちを守るのは、
自分しかいないのだ、と決意し、自分の選択する道を模索していく…
旅行客が撤退してしまったホテルの中に罪なき人々を隠し、
なんとか生きる道を、と行動していくポール。

実話を元にしたこの話には、
紛争のせつなさ、対岸の火事としか見ることのできない他国の人々の冷たさ、
民族紛争の解決の難しさ、などがふんだんに盛り込まれており、
その中で、小さな家族を必死で守ろうとするポールと、
彼を信じてなんとか生き延びたいと願う妻や周囲の人々の、
演技とは思えない必死なその目に、
本当に途中から涙が止まりませんでした。

国連軍の大将を演じているニック・ノルティと、
ホテルの経営者として登場するジャン・レノが、
なんとかしたいと思いつつなかなか手が出せない外国人の存在感を示し、
よりいっそうやるせない思いになりました。

今も、世界では民族紛争が絶えません。
世界的に仲裁しよう、と介入してくる国もありますが、
それは本当に民族の気持ちを汲んだものであるかどうかはわかりません。
また、民族紛争に、なにが正しい、なには間違い、というジャッジは意味をなしません。
そういうすべてのことを、他国人は知る由もないのです。
私も正直、この映画を観て、初めてルワンダの悲劇を知りました。
活字で数字や現状を知らされても、
それはやはり私にとっても「対岸の火事」でした…
それを、この映画を観て思い知らされました。

実話です。
実話なんです…
ぜひ、これからこの映画を観る人は、
それを胸に刻んで観てほしい、と思います。
公開当初、観に行きたかったのですが観ることができなかった作品です。
これは映画館で観たかったな、と痛切に感じました…

「手を離されたら死んでしまう、と訴えるのです」というセリフが、
私の胸に突き刺さりました…
なにが大事なのか、なにはいらないのか…
迷うような時に、ぜひ観てほしい、そんな作品でした。





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Last updated  January 15, 2007 06:02:05 PM
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