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テーマ:サッカーあれこれ(19824)
カテゴリ:サッカー
ディフェンディングチャンピオンを逃したアジアカップ。
結局サウジ×イラクの決勝戦では、 戦火の中、代表合宿を国外でやらざるを得ない、 という状況のイラクが初優勝を果たしました。 日本は… マスコミにも色々書かれましたし、 後日談で選手や関係者の話も出てきました。 そんな中、私が感じていることを備忘録として… 日本は成功なのか失敗なのか。 ということについては、W杯のアジア枠を考えれば及第点です。 4位をキープできれば、予選は通るという計算です。 ただし… 大事なコンフェデ出場を逃しました。 大会の前に、ほぼ大会の戦力で臨んでくる各国に、 胸を借りられる機会は逃してしまいました。 ここ、本当に残念です。 そして、次回アジア杯予選免除のために、最低確保したかった3位もならず… 一人少なくなった韓国を相手に、 なぜ、チャレンジできなかったのか… カウンターを食らって1点とられても、 2点取れればいい、というサッカーができなかったのかな… ここも非常に残念です。 リスクを冒した戦い方は、代表ではできない、 と選手はいつも口にします。 でも、最後の最後、大きな大会などでは、 リスクを冒さなければ、自分達のサッカーをいつやるのでしょう。 予選ならばリスク回避の戦略は頷けます。 予選を通ることが目的だからです。 でも、予選を通過したその後は… 数少ない合宿をやりながらの長丁場の戦いで、 俺たちはこんな風に戦っていくんだ、ということを見つけていかないで、 W杯でできるわけがありませんよね。 W杯に出られるようになってきた日本の、 ここが次の壁なんでしょう。 色気が出てきているんですよね。 これを打開していくのは、 「選ばれたい」ということではなく、「勝ちたい」と思って戦う選手。 仕掛けたら必ず成功するわけではないチャレンジを、 それでもやはり恐れずに仕掛けていく個々のプライド、なのではないでしょうか。 敗れても実になる試合もあれば、 勝っても意味のない試合もあります。 若い世代から意識をして、 「チャレンジさせる」「個々の失敗を責めない」ということが大切かと… ただし、だからといって好き勝手やっていいわけではないし、 そこにはチームポリシーが貫かれていること、 ということを、わかりやすい言葉で選手達に浸透させること、です。 オシムの言葉はわかりにくかったでしょう。 それについていくのに必死だった選手達もいるでしょう。 だからこそ、この失敗を活かさなくては。 オシムが言いたかったことはなんだったのか。 確立をあげていって確実な人に回していく、ということは、 どのような意味だったのか… それがどうしても浸透しないのであれば、 伝え方に問題はなかったのかを検証するのも一つの手ですよね。 オシムが成功だったか失敗だったか、なんて今はまだわからないけれど、 選手達に言いたいのは、 意思の疎通がはかれてきれいにパスが回っても、 それが評価される競技ではない、ということを思い出してほしい、ということ。 自分に枠が見えるところでボールが回ってきたとき、 「この1球は絶対無二の1球なり」とつぶやいてからシュートを打つくらい、 大事に(もたもたと、という意味ではないのであしからず)打つということ。 そしてなにより「シュート打て!」ということ、です。 クラブチームを見ていても同じことを感じるので、 多分日本全体がこの病気にかかっているのではないかと思いますね。 指導者が「ミドルも打て」という。 でもそれは、エリアに侵入できないから、 崩していくのが面倒だから、という意味で「打て」というのではない。 構築せず、気持ちを通わせず、時間帯も考えずに打つミドルは気持ちだけ消耗します。 そこ、勘違いせずにミドルの質と意義を考えてもらいたいな、と思いました。 あーーーー。 残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 31, 2007 09:51:56 AM
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