二輪ETCにまたカチン
現在二輪ETC車載器取り付けにどれくらいの費用が必要なのか、正しく認識している人がそんなに多くないような気がするので、今日はそのおはなし。二輪ETCの特別措置期間が終了となった翌日、つまり12月1日から、取り付けの助成金の適用が可能となり、本体価格31,500円の半額、15,750円がお値引きされるうえに、マイレージポイント16,000円分ももらえることになった。費用は実質1万円を切ることになる。バイクの車種や取り付け店によって差はあるものの、ネイキッドの場合は概ね25,000円ほどで取り付けが可能になった。助成金を受けるには、24回以上の分割払いが条件となるので、月々千円ちょっとと負担が軽いのも逆にうれしい。でも特別措置期間の終わりが近づいた11月半ば、事務局からかかってきたポイント失効及び取り付けを催促する電話では、そんなキャンペーンがまもなくはじまるなんてことはひとことも語られず、なにしろ11月中に車載器を付けなければ貯まっているポイントは失効する…、という話しに終始した。この電話に反応して駆け込み取り付けをした方々は、たかだか半月程度早く付けたばっかりに、助成金15,000円分を丸々損したことになる。そうまでしてひとりでも多くのバイク乗りから高い取り付け料を取りたいか、事務局は。ちなみに幕張2りんかんの方によれば、12月1日からのキャンペーンは、店舗側にも事前のオリエンがなく、始まる1週間ほど前にいきなりマニュアルや申込用紙などが事務局から送りつけられたとのこと。事前にわかっていれば、ユーザーにアドバイスもできたのに…とボヤいてた。私がこのキャンペーンを知ったのも偶然で、正確な取り付け代金を知るために2りんかんに電話をしてのこと。バイクの情報通が知り合いにいるとか、マメに情報チェックをしている人にしか伝わりようがない。思ったほど二輪車載器が売れないことに対する行き当たりばったりの施策が透けて見える。付ける付けないは別として、対象となる人たちが情報を正確に把握できるようにすることがまず、なにより優先されるべき。その上で、加入者が目標に満たない場合の施策案をあらかじめ提示して、ユーザーが計画的に導入できるよう図るのが本来あるべきかたちのはず。これだけ行政の愚行がさまざまに取り上げられて非難されているのに、火の粉がかからないところでは、相も変わらず国民感情は無視されている。3月末まで続くこのキャンペーン。でも、その後さらなる助成によりもっと安くなるのか、また元の4万円に戻るのか…。取り付け台数の伸びによってどうとでも変わるんだろ。首都高値上げが、車載していないバイクやクルマにばかりデメリットがいくような仕組みにすることも然り、なにしろ国のやることは底意地が悪く、知れば知るほどただただ腹立たしことばかりなのだ。○ORSEのキャンペーンページ○取り付け費用について もうじきWOOさんがお世話になる2りんかん 業界最安値をうたうナップス