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カテゴリ:たわごと
三省堂の新明解国語辞典を年に1度ぐらいは熱心に読んでみる。「辞典は引くもの。でも引かなくて済むように読む」といったのは、三島由紀夫氏か芥川龍之介氏だったよね?
私の場合、そんな高いレベルではなく、ただひたすら笑いを求めて新明解の辞書を読む。 なにがそんなに可笑しいか少しご紹介。 【赤貝】海でとれる二枚貝の一種。貝殻は心臓形、肉は赤くてうまい。 ...うまい、とか書いちゃってるし... 【ばか】記憶力・理解力の鈍さが常識を超える様子...人をののしる時に一番普通に使う語。公の席では刺激が強すぎるので使わないほうがいい...[―貝(ばかがい)] 大きさはハマグリぐらいの二枚貝。波の静かな、晴れた日に、貝の口から舌のような赤い足を出す。むきみをアオヤギといい、貝柱がおいしい。 ...編集者はそうとう赤貝好きとみた... 【帆立貝】開いた扇形の貝殻を持つ海産の大型二枚貝。太い貝柱は美味。 ...訂正。編集者は貝柱好きである... 【はまぐり】...食べる貝として、最も普通で、おいしい。 ...いや、単なる貝好きか?... 【さざえ】...巻き貝。貝殻は厚くげんこつに似て、多くはとげが有る。肉は食用。 ...いつもの「おいしい」がないあたり、編集者は巻き貝は好みでないのか?... 【あわび】...巻き貝。貝殻は耳形で、カラの口は非常に大きい。美味。 ...いや、巻き貝も好きらしい。でも高級貝じゃなきゃダメっぽい... しかし、ここまで主観が入ると編集者の貝の味覚に対する自信アリアリの態度がカッコイイと思えてくる。そしてもう一つの特徴が「げんこつににてる」「舌のような」「心臓の形」「耳の形」といった解りやすいけど、一歩間違えばちょっと気持ち悪い説明だ。 ちょっとこの辞書にハマってしまったので、新明解第二弾に続く、かもしれない。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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