一年ぶりのブログ
昨年の新年挨拶以来のブログ。年に一度のブログになってしまいました。パスワードも忘れてしまうほど。今年も1月後半になりました。政治も経済も多くの問題を抱えたまま新年を迎えました。海外では、イスラエルとパレスチナの争いもあり、いつにも増して不安な年明けを迎えている人もきっと多いのだと思います。 私もその一人かもしれません。そうした中で、今月の二十日には、アメリカで若き新大統領が誕生しました。かつて、日本の総理大臣の所信演説すらまともに聞いたこともないのに、深夜にもかかわらずオバマ大統領の就任演説を聞いていました。 世界経済の悪化の発信源でもあるアメリカで、最悪ともいえる状況下で、初の黒人大統領としての演説。 その姿勢には、これまでの為政者にない、清廉さと民意を主体とする政治へ本気で変えようとしていることを強く感じました。 政治に市民の直の考えが集まる草の根のネットワークの構築や、政治運営スタッフの顔ぶれも、党派を越え、選挙でのライバルをも取り込むなど。今後、国内、世界との協調をいかに進めて行くのか そのために自分の足元もまた、開かれた協調体制の準備の表れに違いない。とても賢い智慧だと思います。一般民衆との意識の乖離(かいり)が今も埋まらない日本。 いまだ党利党略に足をすくいあっている政治家の資質、暗に自己の安泰を優先する行政官僚の意識。また企業の思いやりのなさ。これらは、今後大きく揺さぶられてくるように感じます。個人に於いても、自分のことしか考えない風潮もいろいろな問題を作ってきています。今後こうした意識の変革を伴なわなければ、世界全体の調和もさらに危ういのは確かです。その意味でも、他国であっても今度のオバマ大統領の政治運営は大きな期待を抱かせていると感じます。困難なときこそ、新しい智慧や、意識や、手法がきっと見出されてくるように思います。決して暗く考えるのではなく、人と人が温かな意識で繋がりを持つことは、個人の憂いもきっと全体の問題として見えてくるような、思いやりある豊かさに通じるものだと思います。そうした、開かれた意識が台頭するときには、自分だけ良ければ という意識は小さな価値として自明にもなるでしょう。これから、より良い方向へと向かう兆しが見えているように感じています。私自身もまた、今年いろいろな問題に対して、そうした前向きな気持ち意識を強くして行きたいと思います。