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現在の東大寺および大仏は、江戸時代等に立て直されたもので、しかも3度目の大仏だってご存知でしょうか? そもそもは、天平時代に聖武天皇によって創建されたが、2度の戦火により消失してしまってたんですね。 で、鎌倉時代と、江戸時代の2度にわたって、再建されたものなんです。 この番組は、その一番最初の大仏の姿を、残されてる資料や、他の天平時代の仏像や、建物からCGなどを使い復元しようと試みたんですね。 いやぁ~観てびっくりでした。 まず、創建当時の大仏殿は、大きさが現在の1・5倍もあったそうです。 更にでかかったんですね!w で、周りには高さ12メートルの6体の巨大仏像が取り囲んでいたんだそうです。 現在も、大仏さんの両隣に2体と、四天王のうち2体のみが大仏殿にありますが、 残りの2体は予算不足で、顔だけになってしまったそうです。 しかもそれらの仏像の色彩まで分かり、CGで見せてくれるのですが・・・。 それがまた、素晴らしい・・・・。 四天王の顔がそれぞれ色が違ったり、その体は鮮やかな色彩で、塗られていた事が分かりました。 当の大仏さんも、実は金箔で覆われており、頭はなんとブルーだったそうです。 頭はともかく・・。体全体を、金箔で覆われていたなんて・・・。 あのデカイ体が、金色に光輝いていたんですねぇ~~~。見事だったでしょうねぇ。 大仏殿はというと、朱色に塗られ、柱や、壁などにはこれまた鮮やかな色使いで、いろんな文様や仏画が描かれていたそうです。 お寺って、今でこそ色あせ、木の腐ったようなw色だし、仏像もどこか安っぽい感じですが、当時は派手な建物であり、輝くばかりのご本体だったんでしょうね! そりゃ、何百年という年月を得て、今見ているのですから、あたりまですよね。 でも、意外と気がついていなかったように思いました。 素晴らしいCGをみせられ、当時の人々の、信仰に対する思いを感じる事が出来ました。 また、東大寺の伽藍には高さ100メートルもの七重塔が2棟そびえていた事も分かってるそうです。 高さ100メートルっていうと、今の大阪通天閣ほどの高さで、それが2棟も建っていたんですね。 当時、東大寺では約1000人のお坊さんが、最先端の仏教を学んでいたそうです。 更に驚いたのは、その造立には当時の総人口の半数に相当する延べ260万人がかかわったそうです。しかも、強制的ではなく聖武天皇の人徳で人々が、協力したそうです。 ま、その辺は残された文献から諸先生方が、分析されたんですが・・・。それにしても、すごい人数ですよね!w もう一つの見所は、当時の大仏の30分の1のミニ大仏を天平時代と同じ工程で鋳造するんですが、30分の1でもあの熱さや、手間がかかるのに・・あの大仏を作るとなると・・・気が遠くなりそうですね! 番組の最後のナレーションは、人間の可能性を表現してると結びます。 人間の可能性。 1250年もの前に生きた我々の先祖たちは、なんて偉大だったんだろう! 2008年を生きる我々は、彼らに対して恥ずかしくない生き方が出来てるんだろうか? この番組の後日に放送されていた、地球温暖化に関するドキュメントを観ながら、一体我々はどこでどう間違ったんだろうか?と、考えたりもしてました。 もしかして、先祖たちは今のこの時代を予測し、我々にもまだやり直せることが出来ると、人間には無限の可能性があるんだと、いうメッセージを残してくれているのかもしれませんね。 今度大仏殿に行ったときには心から手を合わせ、もう一度人類にやり直せるチャンスを与えてもらえるよう、お願いしようっと・・・。w 宮本亜門/東大寺 よみがえる仏の大宇宙 a> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.15 01:54:16
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