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2019年10月23日
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カテゴリ:読んだ本
明治の終わりごろに書かれた新聞小説で、今はあまり読まれていないだろう。
ただ「婦系図 湯島の白梅」で何度も舞台や演劇になっているので、むしろこちらの方が有名なのかもしれない。小説では舞台では見せ場になっているらしい、好いた同士の男女の別れの場面はでてこない。むしろ新聞小説らしく、先が気になる展開になっており、分類するならば純文学というよりも大衆小説の方だろう。
今の時代に読むと、作中人物よりも明治の世相が興味深い。
県庁、警察署、師範、中学、新聞社、丸の内をさして出勤するその道その道の紳士…これが静岡県の中心部の朝の風景の描写なのだが、こうした紳士らが当時の中産階級以上で、こうした月給取と日雇取との間には厳然とした格差のあった時代であった。もちろん芸者と奥方との間にも身分の差異はあり、そうした差異は仕方のないものと認識されているのだが、ただその40年ほど前の維新の時代には大変な階級変動があり、没落した士族の娘が芸妓になるのは珍しくなかったし、また、そうした芸妓から顕官の奥方になるような例もけっこうあった。そんな時代から社会階層が固定され、上流階級ではひたすら身分や家柄で結婚相手を見つけるようになった。若い学士である主人公と芸者の恋はとうてい許されるものではなく、主人公は師である大学者に叱責されて泣く泣く女と別れる。こういう風に階層は一見固定しているように見えるのだが実は…とこれから先はネタバレになるが、身分や家柄だけで結婚することを批判する主人公の最後の長広舌が読ませどころになっている。
まあ、小説の方はお暇ならどうぞといったところで、こういうのはやはり着物の似合う美しい女優が舞台の上で主人公との涙の別れを嫋々と演ずるのを観る方がよいのかもしれない。






最終更新日  2019年10月23日 07時00分11秒
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