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テーマ:ニュース
カテゴリ:事件・犯罪
今年のニュースをふりかえって思うところをまとめてみる。
ニューストップに選ばれている令和改元とかラグビーワールドカップ。これはそもそも厳密な意味でニュースとはいえないのではないか。いずれも前々から決まっていたことが、行われただけのことであろう。すべて世はこともなし…である。 それでは今年の世相を特徴づけたニュースとはなんだったのか。 これを考えていくとどうしても犯罪事件に行きつき、そしてその特徴を見ていくと、80-50問題ともいわれる、中高年の無業者の問題にいきつくように思う。何年か前から頻発している「消えた老人問題」や年金詐欺のような事件も、こうした80-50問題と密接に関連しているのだが、今年はそうした年金詐欺にとどまらず、外に対して暴発した事件が目立ったように思う。元次官の子殺しも中年無業者が加害者ではなく被害者になった事件であるが、ひきがねは親に対する暴力と小学校を襲うという暴言だったようだ。殺された元次官の息子は事件の数日前に「俺の人生は何だったのか」と泣いたというが、そうした嘆きを共有している中年無職は多いのではないかと思う。 また、池袋の交通事故を契機に「上級国民」という言葉も急速に普及し、市民権を得たように見える。中年無業者の問題の深刻さが浮き彫りになるとともに、上級国民という語に象徴されるような国民の間の分断も可視化され、認知されるようになった一年であったといえる。 |