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テーマ:今日どんな本をよみましたか?
カテゴリ:読んだ本
「太平記」(一)を読んだ。討幕の謀反計画が漏れたりして次第に世の中が騒がしくなっていき、後醍醐天皇が笠置山に臨幸したことで、ついに幕府軍との戦闘が起きる。天皇の方の戦力は笠置寺の僧兵をはじめとする近国の兵とある。この時代の戦闘というのは形勢有利とみると、どっと兵力が集まってくるし、逆の場合にはあっという間に寝返っていく。寺院も僧兵という兵力をもっていたし、野伏といった農民と武士の中間のような人々もいた。その一方で、武士たちは名を惜しむといいながら、実に簡単に切腹をする。戦闘というと、上から岩を落としたり、難所におびき出して崖から落としたりと、実に多くの人が死んでいく。今でも古戦場と思われるところから多くの人の骨がでることがあるが、南北朝時代のものが多いように見える。 笠置山が落ちると、天皇は捕らえられ、隠岐に流されるのだが、脱出する。天皇方の楠木正成は籠城ゲリラ戦で幕府軍を翻弄するし、兵庫の赤松円心も蜂起する。新田義貞も討幕の志を持ち、綸旨を手に入れる。六波羅軍は赤松の軍を撃退し、小康を得たようにも見えるが、六波羅軍による神社仏閣の炎上を記し、幕府の崩壊も間近いことが暗示される。 混沌とした時代の様々な生き方を描いた太平記は本当に面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年04月17日 08時53分11秒
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