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チョギ マリャ ネガ イッチャナ

チョギ マリャ ネガ イッチャナ

Queen-01

今でこそ渡韓の際にも当たり前のようにコンサートに行っているが、私にとっての原点はクイーンの武道館公演だ。周知のようにクイーンはフレディ没後十数年が経ち、残ったメンバーで細々と活動をしていたが、この間にジョンがクイーンの活動から抜けるなど、完全に過去の人になっていた。ところがブライアン+ロジャーにポール・ロジャース(バッド・カンパニーなどで活動)が加わって「Queen+Paul Rodgers」としてライブ活動を始めたとの情報が21世紀になって入ってきた時は、我が耳を疑ったものだ。

その後「来日公演決定!」との情報も入ったが、ものすごく複雑な気分になり、かつ悩んだ。クイーンはフレディあってのバンドであることは周知の事実であり、何人たりともフレディの代わりは務まらないし、他のボーカリストを入れた時点で(たとえブライアンとロジャーが健在であったとしても)それはクイーンとは別物だ。聴いたはいいが「やっぱり違う」と失望する恐れも多いので、\12,000のチケット代とあわせて、一種ギャンブルだ。迷った挙げ句出した結論は「とにかく行ってみよう」だった。クイーンの看板を掲げて日本にやってくるからには、無様な姿は見せないだろう、との期待かつ願望を込めて。

2005年10-11月、さいたまスーパーアリーナ、ナゴヤドーム、福岡ドームの日程だったが、どういうわけか福岡以外はすべて平日。富山から出かけるので、土日の連休を利用できるような日程でないと難しい。福岡に遠征しようとも考えたが、しばし待つうちに追加公演が週末の横浜アリーナで組まれたので、こちらを予約する。韓国歌手のコンサートは、友人知人を誘ったり、あるいは誘われたりで複数で出かけることが多いが、今回は単独行。このコンサートを他の人に自信を持って勧められるレベルかどうか、自分自身が見極めを付けかねていたことで、\12,000という大金を使わせることはできなかった。私一人ならば、かつてクイーンに傾倒した時代背景があるので、不出来なコンサートであっても「まぁこんなこともあるさ」で気持ちの整理ができる。

そして当日。前年にキムタク主演ドラマでクイーンの楽曲が使われたせいか、横アリ周辺で待つ人々の年齢層は実に幅広かった。子供から団塊世代まで、男女問わずである。事前の予想では全盛期のファン層であった現30代以降の女性が大半と思ったのだが、こんなに若い層が多いとは想像できなかった。おそるべしキムタク効果(^_^;。しかし彼らはライブでちゃんと全盛期のファン層のノリに合わせられるだろうか?と少し心配にもなった。入場後、観客はまずグッズ売り場に殺到する。殺到するから列ができる。長い列だ。韓国のコンサートではグッズ売り場などほとんどないので、違いが際立つ。Tシャツのデザインは、「Queen+Paul Rodgers」のものに加え、クイーン単独のものもあった。

開演。クイーンの曲はもちろん、ポールの持ち歌も演奏される。フレディはもちろん、ジョンもいないけど、そこにいるのは紛れもなくクイーンだった。ブライアンもロジャーも歳を取ったけど(もうじき還暦だから当然か^^;)、カッコよさは変わらなかった。ポールはフレディになろうとせず、あくまで自分なりのスタイルで歌ってたけど、それでライブが不自然になるようなことはなく、出来のいいコラボレーションを見せてもらった。

私的にハイライトは「Love of My Life」。昔と同じブライアンのアコギで、ボーカルもブライアンが取る。目頭が熱くなる。もう目を開けていられない。我が青春時代を象徴する音楽が、当時と同じようにそこにある。感極まらずにいられようか。これだけでも\12,000の価値は十分にあったし、富山から遠征した甲斐もあった。

しかし聴衆のノリは、危惧したように一枚岩になりきれない。加えてポールの持ち歌の時は、明らかにシラケたような感じが伝わる。とりわけ若い層に顕著だ。クイーンの曲は予習してきても、フリーやバドカンまでは手が回らなかったと見える。「I Was Born to Love You」は「Love of My Life」と同じくブライアンがアコギとボーカルを担当したが、アレンジが元歌と全く違ってしまったため、日本だけで演奏された曲にもかかわらず、聴衆の反応はイマイチだった。

「We Will Rock You」「We Are The Champions」「God Save The Queen」と続くいつもの流れでフィナーレ。聴衆の層が広がったことで、当時と同じようなノリではなかったものの、私的には十分に堪能し、かつ満足した。

02に続きます。


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