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S#arp

2002年10月、あるグループのメンバー間の不和が表面化した。
人気ダンスグループS#arp。男2女2の構成だが、女性2人(イジヘとソジヨン)はデビュー当時から不仲であった。5集活動前までは表面化することはなかったが、ある日の掴み合いのケンカをきっかけに、双方の両親まで巻き込んだ騒動に発展。ついには生放送に穴を空けるという事態に至る。後日メンバー4人は2人ずつ別々に記者会見を行って亀裂を決定づけ、所属事務所判断でグループ解散が決定される。98年から活動が続いてきたS#arpの幕切れである。

1集活動時からずっと好きなグループだった。メンバーは2集以降とはだいぶ違い、ヒップホップ色の強い路線であったが、後続曲「Lying」で一気に認知度が上がった。ポップなメロディでありながらラップを多用し、構成の妙でグイグイ引き込まれる。メンバーを入れ替えた2集ではよりポップに振られ、コドモにも受ける路線にシフト。「カッカイ」などのヒット曲を生み、以後解散まで順調にヒットを飛ばす。

しかし2集の時点でジヘとジヨンの対立は既に抜き差しならないものになっていたようで、女性シンガー1人が抜けた3集では明確な意思表示がなされる。「チャルデッソ」MVの最後にジヘが拍手の後両手でサムアップする場面があるが、これは「リーダーはジヘ」との自己アピールにほかならない。無用の覇権争いはこれにて幕、となるはずだった。

しかしもともと自己主張の強そうな2人のこと、そうやすやすと仲良しこよしの予定調和の世界には収まらない。短いタームで新譜を出してきた(出せば出すだけ売れるから)が、これは活動期間中の衝突に伴う関係の捩れを修復するいとまが無いという、負の連鎖を生むことになる。しかしその間に出た「ペギルキド」は、4人の自己主張の強さが一つの作品に昇華した最高傑作だ。聴き手を惹き込まずにはおかないパワーは、メンバー間不和と表裏一体だったことを、後に知ることになる。この間には他に「Sweety」などがヒットした。そして5集活動、騒動、解散に至る。

まず何をおいても「もったいない」との印象が際立つ。ほぼ同時期デビューのコヨーテなど、度重なるメンバー交代を経ながらも、しぶとく生き残っている。自己主張の強さが音楽活動へのパワーを生み、作品として結実するというプラスの側面を最大限生かしきれれば、活動期間はもっと長く続いたであろう。

一人一人の力はそれなりにあるとしても、S#arpの強みは4人が結集した時にこそ発揮される。イジヘとソジヨンは2005年からソロ活動を始めたが、聴いていて「あーここでソッキョンのラップが絡んだらいいのに」「後半はジヘに(ジヨンに)チェンジしたらメリハリがつくのに」などと思うこともしばしばだ。ソロ活動もいいが、わだかまりのなくなった暁には是非4人のコラボを見せて欲しいと切望している。

2006/08/27

「チャルデッソ」
「ペギルキド」
ソジヨン「モムサル」
イジヘ「Love Me Love Me」
解散の経緯(Turbo Clubより/下の記事から順に読む)


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