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東日本大地震の津波のビデオを見たときとても恐ろしく思えた。
しかし、そのような地獄絵は一生涯のうち出くわすかどうかはわからない。
それより、そのような恐ろしさと同じくらいに恐ろしいことを実は日常頻繁に経験しているのではないか。
それは何もかもが嫌になってしまうという現象だ。
嫌になって死んだほうがましと思うことこそこの世で一番恐ろしいことではないだろうか。
とにかくそうなることは恐ろしいことだ。
安易に考えず、正直に恐ろしいことなのだ。
怠け心を戒めてくれるのは恐ろしさだ。
恐ろしいことだからみんな頑張っているんだ。