カテゴリ:本
『王のしるし』を読んだ。心が震えた。 本当の自由とは何かということを描いた物語だ、と思った。 これを子ども達にだけ読ませておくのは、もったいないくらいだ。 大人にこそ、こういった物語が必要だと思う。 自分の人生を愛によって仕上げるために・・。本当の自由を手にするために・・。
だがフィドルスの考えは過去の出来ごとにむかっていった。ボーティマックスの死顔に浮かんでいたあの驚いたような表情、手にした木剣の奇妙に軽い感じ、ひとりで自由な世界に一歩足を踏み出した時に感じた、あの死のように奇妙で、もの淋しい感じ・・・・ 『王のしるし 下』ローズマリ・サトクリフ=作、猪熊葉子=訳(岩波少年文庫)より
次は、『ともしびをかかげて』を読みたい、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.14 11:06:45
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